Principia of Crypto
「Aが増えるからAが増える」
ブートストラップ問題にはトークンインセンティブを活用
Blockchain業界にはオープンソースやコピーアンドペーストの文化が深く根付いており、それゆえコード自体がMoat(競合優位性)になることはありませんが、代わりにこのネットワーク効果がMoatとして機能する 正の外部性とは、そのプロダクトが外部のプロダクトに対して正の影響を及ぼす性質
Blockchain領域ではProtocolほど価値を獲得する構造・現象
止められない: プロトコルは誰にも止められません。基盤となるブロックチェーンが存在する限り実行されます。
無料: プロトコル全体の料金は 0% で、ガス料金で正確に実行されます。
価値のあるもの: 所有することに非常に価値があります。
拡張性: プロトコルの参加者に対するインセンティブが組み込まれています。
許可なし: 誰でもアクセスでき、検閲に耐性があります。ビルダーとユーザーはプラットフォームから排除されません。
プラスサム: 参加者が同じインフラストラクチャを利用できる双方にとって利益のある環境を作り出します。
信頼できる中立性: プロトコルはユーザーに依存しません。
トークン中心の価値獲得メカニズム
Blockchain上でトークンを発行することでOSSであっても価値をキャプチャすることができます
Incentive Orchestration
クリプトではインセンティブという指揮者によって、ユーザが管理・調整(Orchestrate)されます。
タルト構造
インターフェイスとバックエンドの分離
同一バックエンドに対して複数のインターフェイスが提供される
"8. Asset/Operator Separation"の部分がFiの要素が強いブロックチェーンアプリにはとても重要な要素だなと思っていて、下世話な言い方をすれば、「クジラにもイナゴにも受けるプロダクト設計」みたいな部分だと思っています。一種秘伝のタレ的な部分だし、Duneとかざっくりとした統計では見えにくい部分です。ちょっと違う例を出すと、Pudgy Penguins
なんかもInstragramを見てぬいぐるみを買ってくれるWeb2ユーザーとある種お金を提供してくれるWeb3ユーザーは切り分けて考えていると思います。これが正の循環で回っていると結構なMoatになるし、両面でビハインドがると競合としても結構辛い状況が作れます。