生成AIで競争力強化「AIオペレーション室」設立1年の取り組み
1つは、広告事業において先駆けたAIへの取り組みがあったこと。
当社では2016年からAI研究・開発の専門組織「AI Lab」を設立し、以降、生成AIの基盤開発や日本語LLM・VLMの公開、独自広告プロダクトへの開発・実装など、積極的に生成AIを事業導入し、成果を出してきました。
そうして培ってきたAI技術や業務効率のノウハウを他の事業部へと共有し、全社展開を進めています。
2つ目は、AIオペレーション室内に開発組織を持っていることです。
本組織に所属する30名のうち、約20名が開発チーム。彼らは複数のプロジェクトを迅速に進めています。
専属の開発部隊を持つメリットは、相談や課題への解決の幅が広くなること、そして社内のニーズに寄り添った柔軟なチーム構成と素早い意思決定を用いたプロダクト開発を行えることです。
例えば、先日全社導入した生成AIと対話しながら予定調整を即時化するアプリケーション「サイスケ(Cyber AI Scheduler)」。これは月間20万件にもなる予定調整の社員負担を解決するものです。