ヌード写真家・コムラマイの独白
http://bugmag.xyz/articles/komura_mai/
コムラマイ comuramai
1993年 徳島県 生まれ
関西学院大学文学部 卒業後、株式会社 博報堂プロダクツ に就職
現在フリーランスのカメラマンとして活動中
https://gyazo.com/d1be43b21f9875d40d61c739646a2db0
Untitled
その人が選び、自分の意思で自身を形づくっていた衣類が、本人の手によって剥がれ落ちていく。背後で聞こえる服の擦れる音。裸になりつつある身体が、半径数メートルで生まれている。脱ぎ始めるモデルさんに背を向けて、もしくは手元のカメラを触りながら、準備が整うのを待ちます。直視しないのはモデルさんへの配慮もありますが、この脱衣の魅力を壊したくないという気持ちも強いです。
最初男性のヌードを撮った時は、性器を1枚も写さずに終わりました。バストアップを多めに撮る、股間にバスタオルを置いてもらう、全身が入る構図では意図的に手で隠してもらいました。モデルさんは、全部撮ってもいいよと言ってくれたにも関わらず、わたしの方から断りました。当時はわからないものを、わからないまま撮ることに抵抗がありました。