数学の世界史
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なぜギリシャ数学にだけ「証明」が生まれたのか?
エレア派の超観念論は、感覚的事実と論理の間の乖離を浮き彫りにした。特に、その存在論が「運動」を否定することは、初期の数学・自然哲学者にとって、それなりに深刻だった。A.K. サボーは、まさにエレア派の教理「運動の否定」を回避する(哲学的問題に関わらない)ために、最初に約束事(=公理・公準)を明示する必要があり、これが<ヒュポテシス=仮定・前提>から出発する論証数学の方法論へと彼らを導いた