全力疾走に対応した屋外ARシステムで現実とゲーム世界を融合! ポカリスエット最新CM「潜在能力は君の中。」篇
https://scrapbox.io/files/669c3adb53719f001c660a67.png
屋外を長距離かつ高速移動するカメラと精確な同期を担保するAR技術が見当たらなかったため、iPhoneに搭載されている「ARKit」をベースに、現実空間に配置した原点マーカーを基準にしてAR空間と同期するシステムが開発
AR空間は事前に3Dスキャンした撮影エリアのデータを基に、Maya上でオブジェクト制作とレイアウト作成が行われた。作成したMayaのデータは軽量化してUnityに移植し、ARシステムに組み込まれている
ARは自己位置推定と環境地図がキモなので。
ARというテクノロジーは、
カメラから取得した画像を元に平面や物体を認識して空間を作成する
撮影しているカメラの位置がその空間内でどこにいるか把握する
大きくこの2つのテクノロジーで成り立っています。
それぞれ、
と呼ばれることが多いです。
マーカーで位置合わせ。今回一人称視点のように見えつつも「カメラの位置」が推定できていれば良い。
カメラが視点なので。
撮影コースはいくつかのブロックに分割し、カメラが原点から離れるほど大きくなる誤差を事前補正するため、ブロックマーカーによるキャリブレーションも実施 https://scrapbox.io/files/669c402ab9e25e001d610bde.png
実際に作った3D空間を重畳して、内部に入って体験する機構。
実際にどういったAR空間が広がっているのか、Meta Quest 3で確認できるシステムも用意