Meetup in Tokyo #39 Testing & Engineering 🕘 議事録:Meetup in Tokyo 39 Testing & Engineering
6 27, 2018
議題
19:05-19:55 西 康晴(電気通信大学) イマドキのソフトウェアのテストやQAの考え方
19:55-20:25 大園 博昭(LINE Fukuoka) LINE のUI自動テスト事例
20:25-20:55 伊藤 宏幸(LINE) An Agile Way As an SET at LINE
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「イマドキのソフトウェアのテストやQAの考え方」
労働のスケールアップから知のスケールアウトへ
昭和の会社は、結局、何でもかんでも労働で済ませようとする。
品質保証は、なぜなぜ分析というなぞの活動を行われる。
時間の無駄です。
何事も労働で済ませようとして、それはスケールアップしてしまう。
指数関数的にあがっていく、あるところでバランスして規模が大きくならない。
昭和の会社は、無理ゲーに重課金になります。
どんなに課金してもダメなんだ。
いまどきの会社は、脳みそをスケールアウトしていく。
スケールさせるための仕組みを考えられているので、あるところでさちらない。
スケールアップ会社同士の競う場合は、どちらかがある程度さちるのでバランスがとれる。
スケールアウトすれば違う。
昭和の会社の品質保証のやり方とテスト
皆さんの会社はQA=テストと考えていますが、それは違います。
昭和の会社は、オープンイノベーションとかそういうキーワードがことごとく失敗する。
QAには戦略が必要。
間違った戦略によるQAは失敗する。
何かやればやっただけ成功するかもしれませんが、根付かないで、皆さんがいなくなったときに、しょぼしょぼする。
考え方が昭和だから。
脳みそをスケールアウトするにはどうしたらよいか。
労働のスケールアップしている会社は、ほとんど失敗している。
特にソフトウェアに関しては。
属人の排除。責任分解点。スキルは金で買える。
このような会社は、スキルの空洞化に悩んでいる。
そもそも品質保証戦略はない。
自組織の状況や問題点を適切に把握できないまま「品質保証戦略ではないもの」にしたがって、品質保証を始める。
脳みそのスケールアウトを促進するような品質保証戦略を立てる。
QAは何を売っているのか知らない。
失敗を繰り返せる土壌を作る。
品質保証は何をマネジメントするのか。
納得感をマネジメント。納得しているかどうか。
納得しているのに進捗できないのであれば、たてつけが悪い。
議事録ではなく、共感をマネジメントする。
納得していないのに、仕事をすると技術的負債を生む。
イマドキの会社は何を作るのか、何をどう作れるかをフルに使えるか。
品質保証部というのは、説明をきいてよかろうというところではない。
納得感を高めるのが大切。
見える化、見せる化とかいうけれども、ソフトウェアは測れないと分かっている。
サイズひとつ測れない。
測れないのに生産性って何言っているのか分からない。
暗黙知を無理やり形式知化しない。
モブプロとかペアプロとか。
無理なものは無理。
何をしないのか、
昭和の会社は無口。飲み屋で雄弁。
違和感をアンドン化する。
アンドンを設置することが大切なのではなく、違和感を感じたら、進捗を止めて、問題を解決する。
問題が出そうだと思っていなかった。
違和感をもって、それをQAはキャッチする、納得感を大切にする。
納得度が高まった割合。⇒ 脳みそが使わなくなる割合。
品質とは何か。
直接作っているプロダクトだけでなく、届ける価値があって、
行動様式や考え方も品質という。
よい文化、行動様式を育てようとする。
プロダクトとプロジェクト
失敗するQAは全社、ず~とやってしまう。
コンテキストと
QAの取り組みは設計するもの。
品質の保証というのは、測定とか手順による保証はできない。