青年的情感と成年的思考
僕だけがいない街を見ていて思ったのでけど、アニメの非現実的現実感は、コミュニケーションや感情が青年的なのに対して、思考はある程度の知性を持った大人的なものであることが一つあるのかなと思う。そしてこれにある種憧れがある。
この二つは、たぶん共生しにくい。青年的な情感は、場に素直な馬鹿さを含んでいるように感じる。
成年的思考は、一歩引いた俯瞰視点から可能なもののように感じる。これは多分共生しにくい。多分。
でこれが共生しているのがアニメ。アニメってどんなものでもなんか厨二病っぽいって感じるんだけど、これが共生しているからかも。キャラクターとその周りとのコミュニケーションの感じは青年なのに、頭の中で考えていること、喋っている内容は一丁前みたいな。