[レポート] ニュー・フィールドワーク京都編 #4 2024.08.16
リサーチ8回目。本日蔦屋書店入り口の巣には、もう巣立ったのか誰も何もおらず。
https://gyazo.com/03a5e1d7413a5ee80140c8fd1124a46b
|も抜けのから
スタバ上の手すり壁に白居はとをとはとよが一緒にいるところを確認。この2羽は番説がいよいよ濃厚に感じられる。リサーチ初日以来はじめて一緒にいるところを見たが、鳩の番とはそんなものなのだろうか。もっとずっとべったり一緒にいるものかと思っていた。そういえば、前回のリサーチで、はとをが巣材を集めていたので、どこかに巣をつくっているはずだと睨んでいる。はとをは最近よくみやこめっせの上にいるのを確認しており、巣がみやこめっせの向こう側エリアにあるのではと睨んでいる。
https://youtu.be/M-O6imayfQg
|みやこめっせから飛んでくるはとを
気のせいかもしれないが、最近白居家と目がよく合うような気がする。白居家は私のことを覚えはじめているのだろうか。以前カラス研究者の松原先生のトークイベントに参加した際、松原先生はカラスが自分の存在を認識しているとおっしゃられていた。鳩も特定の個人を覚えられるのだろうか?
https://gyazo.com/425ae7dc4675e6be72041c7a72412664
|餅のような白居家 私と目が合っているような気がする
2024.08.17
リサーチ9回目。今朝は湿度が高く、川はいつもより水量がやけに多い。藻がもさもさと育っており、川に揉まれてか青いにおいが少し漂う。岡崎公園ではマルシェが開催されており、ロームシアター京都の館内も今日はあちらこちらで様々なイベントが繰り広げられていて、たくさんの人で賑わっている。
蔦屋書店入り口、例の巣のスポットにまたもや鳩2羽がいた。1羽は小枝を拾っては巣に運ぶことを繰り返しており、もう1羽は巣でその小枝を整えて巣を補強しているように見える。先日までここで子育てしてた親鳥と片方だけ(小枝を拾っているのが先日とは)異なるような気がする。鳩の番は決まっていると思っていたが、実はそんなことないのだろうか。割とフレキシブルなのか?
https://youtu.be/Yl1X7CGcUYA
|巣材で巣を強化している
2024.08.18
リサーチ10回目。朝の10時、現在晴れ。今日も川の流れが早い。犬の散歩。車の往来。鳩たちが岡崎公園の給水場の木陰で休んでいる。土の上に溜まった、水道から溢れた水たまりであろう水を飲む鳩。おおよその動物にあてはまるかもしれないが、水、餌場、天敵から身を隠せる場所の3点が揃うところが住みよい場所だと、あらためて感じる。
https://gyazo.com/caa08f0fda5c44ce4f8944e30a5bfd5e
|午前中の岡崎公園にて涼む鳩たち
夕方18時半。鳩も人も今朝に比べるとまばらになっている。犬の散歩は多い。横に長い飛行機雲が伸びている。蔦屋書店入り口の巣に鳩が1羽うずくまっている。オレンジの目、鼻は白く、小柄。少し茶色がかった毛。今朝と同じ鳩、そしてこれまで子育てしていた鳩と類似点が多いので、多分同じ鳩だと思われる。ほどなくすると黒めの小柄な若鳩が飛んでくる。丸い目、白い囲みのアイライン、体の大きさからも、先日までこの巣にいた雛だと思われる。この若鳥はたまに帰ってきてるのか?おそるおそる親鳩と距離を縮めるように近づくが、ピィピィと甘えた声は出さず、親鳩も餌を与える様子はない。微妙な距離のまま膠着状態になっていた。
https://youtu.be/mGTUpH9CJms?feature=shared
|微妙な距離の親子鳩 右が親、左が子
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