[レポート] ニュー・フィールドワーク京都編 #3 2024.08.11
リサーチ7回目。本日もかんかん照り。蝉が鳴いている。ここ数日とってもむしゃくしゃしていて、こんな気持ちで鳩観察なんてと思いながらもロームシアター京都に到着。まずは蔦屋書店東口にむかった。
巣には雛が1羽しかおらず、あと1羽はどこにいったのだろうか。
https://gyazo.com/68453b55dd7fa3c7c68f63b8999be8a8
|あと1羽はどこにいったのか
ここにいる1羽は8月1日にみた時よりも、随分大きくなっている。顔つきにはまだ幼さが残っているが、体の大きさは成鳥と同じくらいになった。時々親らしい鳩が飛んできて、ピジョンミルクをあげていた。雛は親が飛んできたら、かわいらしく羽をはばたかせ、小さくかよわい声で鳴く。
https://gyazo.com/d16334b8df74801d1a48e173eaedd6e2
|ピジョンミルクをもらう雛 左が雛、右が親
巣の観察を続けていると、同じく巣を見守る人がいた。目が合い微笑み挨拶すると、どうやら蔦屋書店の方のよう。個人的に鳥が好きだそうで、この周辺の鳥たちを観察しているのだそう。巣や雛についても詳しくご存知で、写真もいくつか撮ってるとのことでAirDropで共有していただいた。
私のリサーチと重ねて時系列に並べた。
https://youtu.be/3UtN1cKCmSo
|2024年6月30日〜8月11日
私が巣を発見してから、約2週間ほどで雛の誕生を確認。
また、誕生から約1ヶ月ほどで巣立つようだ。
蔦屋書店の方々は、巣から落ちるものの掃除も小まめに気にかけ対応されているようだった。燕は街のあちらこちらで丁重に見守られている様子を見たことがあるが、鳩に対しても愛情をもって接する人がいることに嬉しい驚きを感じた。接客や販売のみではなく、他の動物とこの場を分けて生活されている様子を垣間見て、優しく穏やかな気持ちになれた。
蔦屋書店の方は白めの鳩がいることもご存知だったが、2羽いることは気づいていなかったとのこと。これまでのリサーチで分かった事(白めの鳩は2羽いることやその見分け方、番の可能性、巣材を集めていた事など)をシェアする。その方によると、今朝鳩が1羽、近くで亡くなっていたらしい。けれど、この巣からいなくなった雛ではなさそうとのことで安堵する。
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