[インタビュー]DJ / Sink Deep, reya
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※このインタビューは2024/09/05に実施した内容となります。
reya
https://www.instagram.com/reyaqll?igsh=Z2EwMDRjOGhyYmxo
関西を中心にDJ, オーガナイザーとして活動
JungleとBreak Beatsを軸にHouseからElectronic, Tribalなど、扱うジャンルは多岐に渡る。
主催と数々の現場をこなしながら、サウンドに対しての高い解像度を保持しているDJ。
2024年4月からMetroを拠点としたパーティー、【Sink Deep】をスタートさせる
・改めましてよろしくお願いします。レアさんですね。
よろしくお願いします。
・今回はオーガナイザーとしてお話をきかせてもらいたいのですが、最初にreyaさんのプロフィールをMetroに掲載されていたinfoから紹介させてください。関西を中心にDJ, オーガナイザーとして活動。JungleとBreak Beatsを軸にHouseからElectronic, Tribalなど、扱うジャンルは多岐に渡る。主催と数々の現場をこなしながら、サウンドに対しての高い解像度を保持しているDJ。2024年4月からMetroを拠点としたパーティー、【Sink Deep】をスタートさせる。
ということで、あらためてパーティについてお話をきかせていただければと思います。
そうですね。【Sink Deep】についてご紹介できたらと思います。今、京都メトロにてイベントを動かしてまして、テーマというか、パーティー名の通り、なんか音楽の世界へ深く沈むっていうのを意識して、パーティーをつくってます。
・いつからこのパーティーはされてるんでしょうか?
まだ合計では2回しか打ってないんですけど、最初が4月。
・じゃあ、もう今年からだ。
そうです。一応、両日平日の開催にはなったんですけど、それぞれ人近い動員になったので。
・いいですね。自分の興味としてはオーガナイズっていう人の活動が興味がありまして、要は学校とかないじゃないですか。
あ、そうですね。
・オーガナイズをなぜ始めたのかなっていうことだったりとか、そういうことにも興味があるんです。始めたきっかけとか聞かせてもらってもいいですか?クラブとかに行き始めたきっかけでもよければ。
そうですね、結構ダンスミュージックにハマるきっかけってなったのはなんかもともと両親が音楽好きだったっていうのもあるんですけど、私自身高校の時、ダンス部に所属してて。結構ハウスとか本当にその時点で結構いろんなジャンルの音楽に触れて大学で京都に移住して。それはもう親の元から離れて結構自由な目になるわけです。
・間違いないですね笑 ちなみに出身はどちらですか?
出身は岡山です。岡山ってなるとやっぱクラブ自体も少ないですし、未成年入れないんで行きたいなって思ってても、ずっと我慢してたのをこっちに来て全開放させて笑
・なるほど、じゃあ大学来てそのまま、のめり込んだって感じですなるほどね。
そうですそうです。
・じゃあ京都来てからいろいろパーティー行き始めたということですね。京都来てから初めてのパーティって覚えてますか?
あ、そうですね。最初でもダンスミュージックにがっつりハマる前は、ヒップホップ側の人間だったので。初めて訪れたクラブは、あの京都メトロさん、それこそで、しかもライブでしたね。daichi yamamotoさんのワンマンライブで足を運んで。
・なるほど 、わかりやすい、間違いないやつだ笑
Metroといえばといえばですね笑 ライブ目的にいったわけですけど、やっぱDJタイムがあるじゃないですか。こんな踊れる音楽あるんだみたいな。それきっかけに本当にいろんなクラブ行くようになったかもしれないです。
・いいですね。じゃあ、その後はメトロをきっかけに他にどういったところに行かれたりとか。
あと京都だとやっぱ私はWestHarem に入り浸ってますね。
・なるほどパンデミックの際にはメトロとかも大変だったんですけど、ウエストハーレムが物凄い元気だったなっていうのを覚えてますね。その辺りからパーティーに行き始めたと思うんですけど、自分でやろうと思うきっかけとかはあったんですか?
やっぱりウェストハーレムの影響が大きいかもですね。DJさんもそうですし、ベニューもすごく好きで。
・例えばどういうところですか?
鴨川バッグにしてるところや空気感が好きで、なんかそれそこに立ちたいって思っちゃったんですよね。行くにつれて。
・じゃあ、そのまあ自分でパーティー企画するよりも、DJは先にやり始めたってことですか?
そうですね。DJが先行して、その後にパーティーやろうってなったからです。
・最初にDJをやったタイミングとかって覚えてますか?
でも全然、歴が浅いので。始めたのは、本当に去年の8月とか。もともといろんなクラブとかパーティーに行ってたので、やるんならぜひやってみなよみたいな感じで。同世代のパーティーに最初は声かけてもらって。今年に入って、二ヶ月ぐらい前にようやくWEST Halremデビューが叶ったって感じで。
・念願の、おめでとうございます。
ありがとうございます笑
・今回それで言うと「sink deep」はMetroですよね。なんでメトロなんですか?
そうですね、パーティーの価値観をいかに体現できるかっていうので、べニュー選びも考えてて。
・そのパーティーで大事にしてるみたいなこととか、ある種の美学みたいなものですかね?どういったところがあったりしますか?
音楽面も大事ですけど、空間づくりもめっちゃ意識してて。MetroさんってVJのスクリーンとかステージの配置とか結構遊べる場所じゃないですか?自分自身もいろんなメトロのパーティーに足を運んで、この配置いいかも、みたいなやつを参考にさせてもらったり。
・空間の構成のサンプリングみたいな。
そうですね。空間構成にはだいぶ重きを置いてますね。
・ブッキングとか、ジャンルなどでのこだわりはありますか?
それも結構こだわってて。やっぱクラブに行ったことない人とか、まだダンスミュージックレイブサウンドに触れたことがない人でも、来てもらいたいっていう意思もあるので、ジャンルをあえて固めてなくて。
・そういう構成にしようと思ったのはなにかきっかけがあるんですか?
それこそ最初に私がハマるきっかけになったヒップホップのパーティーで、別のジャンルを聞いたことが大きいかもしれないです。
・そういう意味では、DJやパーティーをする人を増やしたいみたいな?
そうですね。こっち側の人口を増やせればみたいな笑。
・なるほど、いいですね。自分で作品制作とかいうのは特にやってないんですか?
そうですね。でも、大学でマーケティングを学んでるので、そういう意味では制作としても学ぶことは多いですね。
・抽象的な質問なんですけど、reyaさん、とってパーティってどういうものですか?
どういうものか。そうですね、、生活の中において、なんか遊びに行くのも作るのも含めて、もう若干生活の一部に組み込まれているレベルかもしれないです。
・なるほど。自転車だったりとかで行ける距離とか。例えばSNSとパーティーの位置づけについて思うことはありますか?例えば、その夜中にふとリールが上がってきて、行くかみたいな。
ありますね。
・そういう感覚が割と多い気もしますね。あそこでやってるし、面白そうだし、ちょっと元気だし、行くかみたいな。
はい、結構あります。目に留まったら演者とか見て、割とアクティブに動きますね。
・行くのは京都ですか?大阪とかにも行ったりするんですか?
京都多いですけど、大阪も行きますよ。あと、神戸とか。
・そうした中で影響を受けたパーティはありますか?
WestHaremであったCYKさんとNC4Kさんのコラボしてたパーティーがあって。それにはオープンからクローズまでいて、感動でした。
・もう少し具体的に言うと、何がそう感じさせたんでしょうね。
CYKさんはその時、B to Bスタイルで。技量にも圧倒されましたし、デジタルの方もいればバイナルの方もいる中で、紡がれるグルーヴの表現幅に感動しました。
・いい文化を育んでますね、あの場所は。reyaさんのパーティはDJも結構人数多いですよね。どういうふうにブッキングや構成を作ってるんですか?
大本のコンセプトはさっき言ったとおり音に深く沈みつつ、それこそあの初めての人たちにも来てもらいたいということです。前回は、最初はオープンがBPM遅めのダークトライバル的な感じからはじまり、テクノ、ミニマルテクノでフロアを温めるという感じですね。
・自分がオーガナイズすることによって、自分に変化とかありましたか?街の見方とか。
そうですね。なんか前より逆に、幅広くいろんなイベントに行くようになったかもしれないです。
・それはなぜなんでしょうね。
ああなんだろう、前までは、自分の好きな演者が出てて、結構好きなジャンルのだけ足運んだりしてたんですけど、オーガナイザーするんなら自分がもっと知らなきゃダメじゃないみたいなモチベーションになって。
・なるほど。ワンチャン、自分のイベントを呼んだろうかな、みたい。
もうありましたね。早速。なんなら声かけてます。気になったら直接アプローチして笑。
・自分のパーティがあると話しかけやすいですよね。
そうですね。私、こういうことやってるんですけどっていうイベントの内容を見せれば、それこそ自分がどういうものが好きなのかとかも伝わるので。
・WestHaremは基本的にテクノが強いかなというイメージはあるんですけども。CYKとかより下の世代というか、レアさんたちの世代は、もうちょっと変わってるようにも思います。bpmめっちゃ速いものもあれば、ダークなやつもあるなっていう印象があります。その辺の音楽のジャンルについてとか感じることとかありますか?
ジャンルというか、自分たちの世代ですか・・。場所によっても結構変わる気がしますね。京都はやっぱりWestHaremが強いイメージで、四つ打ちとかハウステクノをメインにやってる子が周りでは多いかな?大阪になってくると、CIRCUS OSAKAが強い印象で。今時のスピードガラージだったり、結構アッパーめな感じになるのかなぁ。
・どっちが好きですか?
それはもうめちゃめちゃ難しいですね笑
・気分によるね。それは
確かにそうです、気分大事です笑
・VJもそうですが、いろんな人に参加してもらったり、この後の展開みたいなものっていうのは考えているのはあるんですかね?
今後はもっと空間装飾とかちょっと手出していきたいなと思ってて。一度パーティーでお見かけした結構フラワーアーティストさんに。そのあたりにも声かけずっと声かけても面白いかな。
・生活している中で、この人面白そうだと思った人にどんどんパーティーに参加してもらえそうですね。
そうですね。生活の中からパーティを作っていくみたいなところはあるかもしれません。
・ちなみにフライヤーは誰が作ってるんですか?
これ、毎回っていうかまだ2回なんですけど、初回が本当に仲いい友人二人に作ってもらったものになります。2回目のものはデザイナーさんに委託しました。
・この未来感を感じさせるような、テイストは確かに世代がありそうです。
今っぽくありつつ、どこかでパーティーの世界観をどこか表現できたらいいですね。
・今まで2回やられてますが、レジデンス的なメンバーと新しい人たちの割合っていうのはどういう感じで考えていますか?
毎回、結構ガラッと変えていこうかなっと思っています。少しずつテーマも変えていくので、それに沿った人をピックアップしてるって感じで。
・なるほど、いいですね。普段は大学生ですよね?DJやパーティーをし始めてから、そういった環境での変化はありますか?
大学の方もあるので、月によって結構まばらではあるんですけど、今月は七つぐらいブッキングいただいてて、わりと忙しくさせてもらってます。ありがたいことに。
・売れっ子じゃないですか。
いやいやいや、まだまだです。
・選曲については、どのように考えていますか?
基本フロアに沿ってその場ですね。勿論、主となるジャンルはオーガナイザーの方からの要望に応じて選択しますが、フロアの動きに合わせてbpmを変えてます。外国人の方が多く居て、ダンサブルな感じがハマってるなと思った時は分かりやすい歌モノをいれたり、今は落ち着いて話してる人が多いなと思ったらあえて上げたりはせず音数の少ない曲を選んだり。そもそもフロアに人が少ない時でもバーカンの人とかのスタッフの人を意識したり、次の人に良いバトンが渡せるよう心がけていますね。
・なるほど、いいDJです。
あとはタイムテーブルを見て自分にここに置かれた意図、というものを極力汲み取って選曲を行っています。こうはいっても毎現場完璧にそれをこなせる技量はまだないので、これからより体に叩き込みます笑
・素晴らしい、曲はどこで集めますか?
bandcampが中心ですね。やはり音質も良く使いやすいので。好みのレーベルや地域カテゴリでも探せるので愛用しています。探すという面ではapple music, spotifyも併用してよく使います。長年使っているとレコメンド機能が育つのでランダムに好みの曲を探すことができるので便利です。
・ちなみに個人的なところですが、今は大学生で、就職活動とかもしてるんですか?
これから私がちょっとこれから休学しようとおもってまして。もう二年ぐらいは京都にいることになるかなと思ってます。
・個人的なキャリアというか、ビジョンというか、こういった感じで歩みを進めていきたいというのはありますか?もしくはモデルケースとして、憧れみたいな。
私、まだまだDJ続けたいっていう気持ちがあるんで、やっぱなんか。クラブとか音楽系の企業に就職なるほどとかできたらいいなぐらいで、結構アバウトですけど。
・そうですね。まあ、でも今、働いてDJする人もいっぱいいますからね。
でも販売職の方も結構忙しそうで話聞いてる限り、本当に忙殺って感じなので。
・確かにまあ職種によるかな。
そうですね。
・うん、でもね、ぜひ続けてもらいたいな。ここ数年で、パーティー関係だけでなく、京都の街の変化とかありました?
ここ数年、私が人間関係で言うと、まあ私がめちゃめちゃクラブに行き始めたので、だいぶ周りの人間も変わりましたね。あとコロナが明けたのもあって、外国人の方がすごいやっぱ増えたし、面白いなと思ってます。私的には。
・海外の人めちゃくちゃ増えましたね、それこそパーティーとかでも来てくれますか?
結構あ、そうですね。RAとかで告知打ったら意外とふらっと来てくれます。
・本当ええ、なるほど。それは面白いですね。Metroとかも、トラベルガイドとかに載ってるのかな?日本で現存するクラブで一番古かったりしますしね。
いますよね、絶対。
・WESTHaremのロケーションもめっちゃいいですから、フラッと行く人も多そう。フロアに入ってパッと帰る人たちも。
本当に顔出して帰るぐらいのスピード感がいる人たちもいますよね。
・ぼくの興味として、パーティーは日常生活に対する非日常みたいなものではなくて、あのもう日常の周辺にある行為として捉えてもいいんじゃないかなと考えてまして。それについてどう思いますか?
私もなんかまだ断定できないんですけど,もっと身近なものでいいんじゃないかなと思います。意気込んで行くような場所じゃなくて、ラフに、日常の一部として。
・なるほど、ちなみに大学の友達とかはどうなんですか?reyaさん自体はいくつかの場所に所属していると思うんですけど。そういうところはパリッと切り分けるものですか?
もう結構パリッとしてます。クラブに対してまだ偏見持ってる子が多いというか、大学生だからやっぱ出会いの場所じゃないぐらい捉えてたり。
・ちなみに、そういった俗に言うチャラ箱みたいな場所も行ったことあるんですか?
好奇心で一回だけ行きましたね。本当に10分ぐらいでリタイアでした笑 お酒一杯飲んで帰って帰っちゃいました。
・本当ですか?なるほどね。まあ、ああいうところがきっかけでDJになる子もいたりするんでね。まあ、選択肢は色々あって面白いかなと。
確かに。
・それこそ音楽関係で働きたいとかいうこともさっき話されてたんですけど、どういうどういう選択肢があるんでしょうね。
そうですね。経営学部なんで、まだ結構いろいろ道はあるかなと。
・パーティーは続けてほしいですね。サラリーマンでもパーティーはやれますし、いいパーティーしてる人たちいますからね。続けている人たちはすごいなと本当に思います。やっぱ日本ではDJだけで食べてる人は増えてきてますけど、まだまだ少ないので。DJだけじゃなくても色々やったらいいと思います。その辺の感覚は世代によって違うのかもしれないですけど。
でも、大学を卒業期に辞めちゃう人多かったかもしれないですね。そういうのをみると少しちょっと寂しいなと思いましたね。結構好きなDJさんが、一切クラブでDJやらなくなっちゃったりしたので。落ち着いた頃になんか復活してほしいなとは個人的に思ってます。
・ちなみに他の地域はどうですか?東京とか、名古屋とか。
名古屋はつい最近DJで遊びに行かせてもらって。薬膳バーってとこに行ったんですけど、めちゃめちゃ好きでしたね。全然箱と言うより、ほとんどバーで踊るフロアはギリあるかないかぐらいなんですけど。
・いいですね、街の気配を感じるのはパーティの楽しみでもありますよね。パーティー中ってどういうことを考えてますか?
やっぱ自分の刺さった人を呼んでるわけなので、結構踊っちゃってるかもしれないですね笑けど頭の中には常に広い視野を持つよう意識してます。
・確かに、でも大事ですね。
そうです。気がついたら気がついたらさっき挨拶回りしたはず。なんであれ、フロアで踊ってるなみたいな笑
・オーガナイザーが踊っているのがすごくめちゃくちゃ良い気がしますね。reyaさんにとって良いパーティーってどういうものですか?
一概には言えませんが、フロアに動きがあるパーティーですかね。常にブースに人が集まる、というよりかは少し休憩出来るようなフェーズがあったり。そういったパーティーは、DJさんがフロアの流れを読む事に長けていて最後まで心地良く居られるものが多いかなと。あとは、空間の良さもパーティーの良さに直結していると個人的には思います。映像を介するVJなどもそうですが、照明や箱そのものの作り、空間装飾なども大きくパーティーに影響を与えているのではと。空間的に優れているものはより記憶にも残っているので良いパーティーじゃないかなと。
・いいですね。ちょっとクラブから離れるのですが、SNSの使い方ってどうですか、例えばBe realみたいなの。なんとなく、つまり、その隠し事がないという状態をどう自分が態度として示すのかということがあると思うんですけど。どうですか?やってますか?
私は、たまに気が向いた時だけやるので、あんまりもうBE REALじゃないかもしれないですね笑。
・なるほど。ちなみにどのぐらいの頻度でやるもんなんですか?あれって。
あれは本当は毎日毎日か定期的になんか毎日時間通りにって感じなんですけど。
・あの身体感覚っていうのが、よくわからないというか。例えばその今はどこで何を、あの人が何をしているかっていうものを、情報を仕入れた時の反射神経がはい、めっちゃ早いと思うんですよ。若い人のほうが。それは物理的に元気なだけなのかもしれないのですが笑
そうですね、元気かもしれない笑
・SNS上のスピード感と現代のパーティーのスピード感はなんか近い感じがします。SNSは頑張ってやってますか?
そうですね。やっぱ告知するときは結構力入れてますけど、結構でもアナログの手法も意識してて、あ、こういった紙だったりとかそうですね。フライヤーサイズ感も結構こだわってて。
・じゃあこれ正規のサイズですか?ちっちゃい。いいですねどこに撒くんですか?フライヤーは?
自分が遊びに行ってこっそり撒いたり、メトロじゃないところでも、ちょっとこっそり撒いたり、あとは結構よく行く喫茶店とか料理屋さん置かしてもらったりとか置かしてもらったり。これはこっそりは怒られるかもしれないので、ちゃんと許可やっておいてます。
・このお店だったらおかしてくれるかも?みたいな視点も生活にあるのかもしれないですね。
ありますね。飲食店とかお店だったりとかカフェだったりとか服屋さんだったりとか。
・そこはもうすごくクラシックというか、昔ながらの手法ですね。
そうですねSNSに頼りっきりも良くないというか、やっぱもう情報に溢れちゃってるんで、リーチ数とか、もう数字に結構目に見えるので、そうなんちゃんとそういうのを分析しつつ。紙で残るものも好きで。
・分析はどんなかんじですか?
この時間帯にあげたら率多いかもとか、すごいあとキャプションも結構しっかり書き込みますね。
・そういうところのナレッジを貯めていってるわけだ、さすがマーケティングの学生だ。
ありがとうございます笑 前回やったときは試行錯誤しながら、結構伸びて1万再生ぐらいいったり。もう試行錯誤して実験的なものをやりながらって感じですね。
・すごい、集客大事ですからね。
いや、大事ですね。本当に。
・フライヤーもめっちゃ高い紙とかで作ってほしい。
やりたいですね!もうなんか厚みからすごい重厚感のあるやつ。
・硬ぇ!みたいなのもいいですね。それこそMetroのアーカイブブックの制作をお手伝いしてたんですけども、90年代のフライヤーとか残ってるんですよ。それも面白くて。昔は輪転機で回してたので、今とは仕組みが違うんですけども。
ああ、いいですね!
・実際、あのやっぱ紙は残るんでね。ウェブサイトのほうがなくなっちゃうので。しかも昔のイベントもとてもコンセプチュアルのイベントも多くて。すごいめっちゃマイノリティの人たちのためのイベントみたいなものがあったりとか、ある種なんかセーフティネットというか、そういった場所の役割もあるのかなみたいなことをMETROは昔からやってて。
ほぉ、すごい。そうなんですね。
・reyaさんのイベント「sinkdeep」が今は一つだと思うんですけど、他にもなんかやりたいイベントとかなんですか?コンセプト別であげるみたいな
なんかクラブだけにとどまらずになんかもっと外でまあレイヴに近いようなものをやりたいですね。やっぱ場所の問題が結構ハードル高くて、でもなんとかなんとかやりたい。京都っていう歴史的なものとコラボしているイベントも色々あるので、確かに例えば規模大きいものだったら、清水寺でテリーライリーさんがやってましたしね。
・50人限定の。
他にも龍巌寺っていう京都駅近くのお寺で結構ハードなサウンドのテラレイブに行ったりとか、めちゃめちゃ良くて。
・レイヴっていうのは僕のイメージはもう少しなんか山の中に行くぞっていう感じだったんですけど、割と市内でやりたいっていうイメージですか?
あ、そうです。
・いいですね。めっちゃいいと思います。
そのほうが、まだハードル低いかなと思って。
・まあどっちもそれぞれ高いかもしれないけど笑
高いですかね笑。やっぱレイヴってなると。
・いや、レイヴって言わなければ色々あると思いますよ。僕もまだ京都来る前ですけど、MAZEUM -メイジアムっていうパーティーがあったんですよ。それはライブハウス3箇所と、METROとUrBANGUILDとOCTAVEかな?あとは周辺のお寺が3箇所ぐらいを舞台にした2日間のイベントだったんですよ。それが凄いよかった。都市型のアンダーグラウンドなフェス的な。あのスケールでやってるのが以外とその後あまり出てこない気もしてて。
ああ、面白いですね。そういうのやりたいです。
・ぜひね、やってほしいっていうか、ぼくも考えるので。こういうインタビューは久々で、最後にしたのがClub kumanoの人たちで。すごい面白かったです。彼らもあのとき西部講堂でずっとやりたいんやっていう話をずっとしててはい、最終的に去年それができてて、すごい良かったなと。なので言い続けるの大事かもしれません笑
ちょっと頑張るしかないですね。ありがたいことにパーティーやってるおかげで、結構DJとか以外のライティングとかやってる方だったり、なんかもう機材を扱ってる人の知り合いも増えて。
・本当にそういう出会いがパーティの醍醐味だと思います。あとはなんかそれこそ本当にお寺のお寺だったりとかで、そういう謎の縁とかがあるんでね。最後に、告知っちゅうことは言えないけど、まあ意気込みはね、今聞かせていただいたんですけども、五年後何してますか?みたいな難しいですかね。
五年後ってなると私が26とかになります。多分ああ、なるほどどうなってるか。私、野心家かもしれなくて。DJとしての展望、いろいろ本当に暇な時に考えたりしてて。海外にも憧れるので、ラジオ系出てみたいです。NTSとか。でも、やっぱり、ああいうのに出てる日本人の方とかは、やっぱ作曲とかもしてて。
・うんうん。
別のDJ以外の活動してる方が多いんで、最近今DTMの勉強中ですね。
・すばらしいね、あとはあとメディア作るのもいいかもですね。パーティもメディアとも言えるかもしれませんが。
あ、ありかもしれないですね。物書くの好きなんであそうなんです。noteとかにもパーティーに対する熱意とかなんかめちゃめちゃ衝撃受けたパーティーについてすごい長文書いてたりとかします。
・すばらしい、今度読みます。DJ以外にもパーティーの美学はいろんなところに宿ると思うんで、ぜひreyaさんの野心を大事にしてほしいですね。ではでは、本日はどうもありがとうございました!
こちらこそ、今日はありがとうございました!
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#石川琢也
#詩的なテクノロジーとしてのパーティ、職能、空間について