中央アルプスの最高峰
2014年08月06日
福村 俊明(53期)
そう 木曾駒ヶ岳2956Mです。ここは千畳敷カール(剣岳2931M直下)がランドマーク、観光雑誌、パンフレットで幾度と
なくこの写真を目にした事か-これからも。 念願叶って、地元の旅行会社が主催、4日、一泊2日「天空の大パノラマ
中央アルプス 木曾駒ヶ岳と千畳敷カール」に行って来ました。
7:10草津駅西口発、中央高速道経由、駒ヶ根ICから北上、10:50 菅の台(850M) バスセンター着、ここで伊那バス
(駒ヶ岳ロープウェー行き) に乗り換え、山峡を縫って山麓 しらび平(1662M) 着。 ここから山頂駅 *千畳敷駅
(2612M) までロープウェーに乗り、標高差950Mを7分30秒で結ぶ旅は絶景、スリル、スピードの連続、1/3位の行程から "日暮の滝" を始め、何本かの滝が左右に落ちる様は圧巻。 *本邦初の山岳ロープウェー、日本最高所、
通年運行、但し強風度により停止あり。
山頂駅を下車すると、生憎、当日と5日共、靄が立ち込め、雲天、視界が5~10数メートル(刻々変わる)、強風、雨の為、眼前の絶景 千畳敷カールが見えない。 5日朝、ご来光は悪天により断念、宿を6:35出発 7:13 木曾駒ヶ岳
山頂(西側)に到達、祠が立つ。 好天なら、雄大な展望(御嶽山、乗鞍岳、背後に北アルプス、反対側に南アルプス
や彼方に富士山等) が望める所、視界が効かず、残念。 日本百名山の上、初心者向けの日帰り登山コースとしても有名、道中、登山客・観光客の往来が頻繁、ロープウェイは上・下便とも満員。
両日とも道中で天候が悪化、3000M級の高所を吹きつける風力の凄まじさは暴風!と言っても過言でない、吹き飛ばされそうになりました。 稜線は大部分岩稜(巨岩・大・中・小)、浮石の箇所も有り足を捕られ、三点確保等、歩行に慎重を期した。 山の天候の急変を今一度、思いを新たにし、遭難と隣り合わせの様なかかる登山を余儀
なくされ、アルプス登山の醍醐味の反面、貴重な体験でした。
八丁坂から乗越浄土に至る急斜面のコースは左に宝剣岳の側面、登るにつれ、更に裏側を展望出来、素晴
らしい。 乗越浄土から中岳2925Mに至る稜線の左側は鋭角の岩峰が連なり、巨大な壁を成して聳え立ち、
素晴らしい景観に圧倒されました。 ここも高山植物の宝庫、道端・斜面・岩陰、等至る所花盛りや群落にめぐり
合え壮観! 例えば、コマクサ(高山植物の女王)エーデルワイス、チシマギキョウ、コイワカガミ、ミヤマクロユリ、
シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ナナカマド、等など俄か勉強では覚えきれない程
多種でした。 因みに現地の気温は15℃弱でした。
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雪渓が残る千畳敷カール広場を過ぎ、上りコースへ 宝剣岳の裏側
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中岳山頂 木曾駒ヶ岳西壁
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木曾駒ヶ岳山頂(西側) クロユリ