オートフィクション

作者と語り手が同一人物であるが、自伝よりも小説としてのレトリックやその形式を利用したもの

オートはギリシャ語で「自分自身」、auto/自動ではない

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オートフィクションって何？

たとえば自分を主語にして、経験してないことを日記として書くのはオートフィクション？

オートフィクション（autofiction）とは、自伝とフィクションの要素を組み合わせた文学のジャンルです。作者自身の経験や感情を基にしながらも、それを自由に脚色し、フィクションとして再構成した作品がオートフィクションに該当します。このジャンルでは、現実と虚構の境界が曖昧であり、読者にとってはどこまでが事実でどこからが創作なのかが分かりにくいことが特徴です。

あなたが言及しているように、自分を主語にしつつ実際には経験していないことを日記の形で書くことは、広義のオートフィクションに含まれると言えます。ただし、その内容がどれだけ作者自身の現実の経験や感情に根ざしているか、もしくはそれをどの程度脚色しているかによって、オートフィクションとしての特徴がより強調されるかどうかが異なります。重要なのは、その作品が自己探求や自己表現のために、どのくらい現実とフィクションを交錯させているかです。

今思えば「正直何も思ってないけど、その場でひねり出してそう思っていることにする」的なムーブをしている気がする