脱Emacsと最近のメモ環境
10年ぐらいEmacsとhowmを使ってメモを取っていたのだが、ついにというか、やっとというか、これをやめた。 やめた理由はこんなところ:
マシンを変えるたびにEmacsのセットアップをするのが辛くなった。大体いつもパッケージのインストールに失敗してハマるし、その度に .emacs や package.el と格闘するのはもう嫌だ。
そもそもメモ以外でほとんどEmacsを使わなくなった。コーディングはIDEもしくはAtomやVisual Studio Codeでやるようになったし、サーバ上はVimで良いし。
メモが増えすぎてhowmの起動に何十秒もかかるようになった。さくっとメモを取ったり検索したりしたいのに。
そんなわけで「Emacsやめたい、、」と思いながら、howmに代わるメモ方法をかれこれ2~3年ぐらい探っていたのだが、なかなか決定打が見つからないでいた。
以下は試したけど結局使わなくなったものたち:
が、Evernoteの多機能感がどうにも合わなかったのと、higeponのようには潔く割り切れなかった。思いのほか自分は保守的でした。
Evernoteはどうにも受け付けなかったけど、Simplenoteのシンプルさはしっくりきた。スマホでも使えるし、Markdownで書けるし。ほぼこれに決まりかけた。
しかし過去のメモをインポートしたら重すぎて動かず破綻した。過去のメモもよく検索して見返すので、これは致命的。もし今後改良されたら有力な選択肢だとは思う。
色んなエディタが「Notational Velocity方式」に対応しているのは魅力。今後違うエディタを使いたくなっても安心。
タイトルを最初に決める必要があり、あとで変えるのがちょっと面倒。惜しい。
ファイル名に日付をつけておきたいけどそれができない。細かいけど惜しい。
そうそう、これぐらいの単純さのもので良い
Vimは日本語の文章編集にはあんまり向いてないと思う(※個人の感想です)
自分が大してVimを使いこなせてないだけですが
これ以外にも色んなメモアプリを試した。
Visual Studio Code と Memo Life For You
数ヶ月使った感じ、これまでの不満も解消されて大変快適。
howmとファイル管理の方法がほぼ一緒なので移行も簡単でした。 https://raw.githubusercontent.com/satokaz/vscode-memo-life-for-you/assets/images/vscode-memo_new_demo.gif
気に入ってるポイント:
設定がほぼ不要(フォルダパスぐらい)
さくっとメモを取り始められる
検索が速い
ファイル名に日付がつく
プレーンテキストで書ける
ちなみに、この拡張機能を知るまでVisual Studio Codeは触ったこともなかったが、使い始めて一瞬で気に入った。
Git、ターミナル、コード補完、デバッグ機能など、よく使う機能が最初から入っており、ほとんど設定しなくてもそれなりに使えて、とにかくセットアップが楽で良い。あと軽い。
これでついにEmacsともサヨナラした。
悪口を書いてしまったけど、長いこと大変お世話になりました。
2018/10/28