SSDの寿命の調べ方
Linuxの場合
smartctl を使う
NixOS だと smartmontools に含まれている S.M.A.R.T 値での調べ方
NVMe, SATA or USBで調べ方が違う
NMVe の場合
SMART DATA SECTION の Percentage Usedを見る
SSDの寿命が近付くにつれ Percentage が上がっていく
100%になる前に交換すべし
SATA の場合
SMART DATA SECTION のPercent_Lifetime_Remainを見る
この値が 100 になると寿命。その前に交換すべし
なお nyarla.icon が所有するSATA SSDだと 092 だったのでもうすぐ寿命だと思われる
USBの場合
まず $ smartctl -d sat -Ai /dev/sdc の様に -d sat などを指定する
-d sat の値はUSB SSDの仕様によって変わる
とは言えおおよそは -d sat で読める
その後 SMART DATA SECTION の Percent_Lifetime_Remain を見る
ただしこのフィールドが無い場合もある
この場合 Total_LBAs_Written から TBW を算出するしかない Total_LBAs_Written から TBW を算出する
計算式:
現在のTBW: Total_LBAs_Written * Sector / (1024 ^ 3) = TBW (GB)
TBWの使用率は公称TBWで現在のTBWを割り算する
ただし Total_LBAs_Written はSSDの機種によって単位が違う
nyarla.icon が持っている Sandisk のやつだと恐らく GB だと思われる
が Spec sheat が無いのでなんとも言えない……
あと USB SSD だと TBW 自体が公開されてない場合もある
nyarla.icon が持っているやつだとこれも公開されてない……
SSDの寿命についての諸注意
SMARTにしろTBWにしろ、あくまで一種の目安
壊れるときは壊れる。寿命はあまり関係がない
SSDの寿命 ≒ SSDのセル書き換えの限界値
なのでこの場合、壊れたというより消耗し切った、と言う方が正しい
分かりやすく言うと乾電池が電池切れしたようなもの
このため頻繁に書き換えるSSDについては、消耗品の扱いで交換していく方が運用としては正しい
とは言えコールドストレージであれば長持ちするとは思う
nyarla.icon 個人の感想です