Defect
バグ、不具合とは区別する。「本番障害」「サービスアウテージ」みたいなのはもちろんこれに入る。「インシデント」は当然だけれど、これはまた別の話にも関連しそうなので、ここでは置いておく。
やった! State of Devops Reportに単語が出てきたので、これでよさそう。パフォーマンスの「安定性」の"Time to restore Service"の説明文に出てきた:
For the primary application or service you work on, how long does it generally take to restore service when a service incident or a defect that impacts users occurs (e.g., unplanned outage or service impairment)?
主なアプリケーションまたはサービスで、サービスのインシデントや、ユーザーに影響を与える障害(計画外のサービス停止やサービス障害など)が発生した場合、サービ スの復旧に通常どれくらいの時間がかかるか。
訳文では「ユーザーに影響を与える障害」と開かれているけれど、つまりそれがDefect。
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「ユーザーからみて欠陥だと思えたら欠陥だよ」 (More,アジャイルテスティングに書いてあった気がする)
書いてあった:
the user’s perception of the quality of the product. If the customer says it is a defect, then it is a defect.
Implementing Lean Softwareでは
According to Shigeo Shingo, there are two kinds of inspection: inspection after defects occur and inspection to prevent defects.
といっていて、これはShigeo Shingo, Study of ‘Toyota’ Production System, Productivity Press, 1981, Chapter 2.3.
を参照しているから「欠陥ゼロ」のほうの意味だなあ。
バグとの違い
バグは無くせない。欠陥(Defect)はゼロを目指す -- 「品質を作り込む(Built-in Qualityってやつ)」
バグは見つけたら「よかったね」と称えられる。欠陥は見つけたらポストモーテムを実施する バグとDefectは現象は似ているが、インセンティブと扱いが異なるので別のものにするほうがよい
インシデントとの違い
ITLの定義(や他の定義)でも、インシデンが指すのはイベント(出来事、事象)。Defectはソフトウェアの振る舞いまたは構造を構成する要旨に含まれている欠陥
"サービスの中断又はサービス品質の低下を引き起こす、あるいは引き起こす場合がある、サービスの標準オペレーションに含まれていないあらゆるイベント"(インシデント - Wikipedia) 豆知識
Defeat ではない
De facto ではない