マニエリスム
時代にかかわらず、国を超えて現れうるある種の兆候なのではないかと考えられる。
初めて大きく取り上げたのがホッケ。
p205 そんなホッケがとあるインタビューで「マニエリスムとはなにですか?」と訊かれて、「マニエリスムとはマニエリスムである」って答えてるんです。禅の影響らしい(笑)。思わず爆笑しましたが、僕はそのトートロジー、天の邪鬼精神がひじょうにマニエリストだなと感銘を受けまして、彼に倣って本のなかではあまり説明しなかったんです。
美術史的には14世紀にルネサンスが始まり、そのあとにバロックの時代が来るという定説の間に起こっていた下等な徒花的芸術ジャンル 1920年代に再評価が起こり、元祖キッチュ/キャンプ