#2 刻む/数える/ノる|nozakimugai
#2 刻む/数える/ノる|nozakimugai
身体を乗りこなす
現実そのものは、一瞬一瞬が新しく、どうなるか分からない予測不可能性をはらんでいます。しかしリズムにノっているあいだは、その新しさ、つまり「過去との違い」が「過去との類似性」に飲み込まれるような形で克服される。現在の意味が過去によって枠づけされ、新しさもそこに回収されてしまう。
伊藤亜紗『どもる身体』、p.159