upstart
新しく使うことはない
元々古くから備わるinitプロセスは、電源オンの後にコンピュータを通常の起動状態にすることや、シャットダウン前にきちんとサービスを終了することにしか責任を持たなかった。このため、前記の設計により現在のタスクが完了するまで将来のタスクは厳格に同期化され、さらにブロックされてしまう。さらに準備やクリーンアップ機能による制限を受けるため、これらのタスクはあらかじめ定義されねばならない。これでは現代のデスクトップコンピュータにおけるスタートアップ以外の、以下に挙げるような様々なタスクを簡潔に処理できなくなる:
マシン起動中におけるUSBフラッシュドライブなどのポータブルストレージやネットワークデバイスの脱着。
システムロックなしの、特にディスクがスキャンされるまで電源すらオンになっていない場合における新規ストレージデバイスの発見とスキャン。
デバイス用ファームウェアのロード。ロードはデバイスが発見された後かつデバイスが使えない前に行わなければならないはずである。
Upstartのイベント駆動型モデルにより、イベント生成とは非同期にイベント応答ができる。