Nielsen-Chuang勉強会 (1)
本日の目標
量子力学の一般原理のうちいちばん重要な、状態とオブザーバブルの概念を理解する
公理1:量子系の状態は、ヒルベルト空間Hの0でないベクトルによって記述される
公理2:物理量(observable)は、ヒルベルト空間Hの自己共役演算子によって表される。
物理量を表す自己共役演算子の任意の固有ベクトルは状態を表す。
ボルンの規則
自己共役作用素とエルミートについて
スペクトル理論
参考図書
新井-江沢:「量子力学の数学的構造(I)および(II)
Iはヒルベルト空間およびスペクトル理論について詳しく、IIにおいてその量子力学的解釈が得られる。
井田:現代量子力学入門
有限次元の場合などについても詳しく書いてある。
多分これだけ見てればいいやつ
https://www.youtube.com/watch?v=R2fyLl7KZXM&list=PLB1324F2305C028F7
伊藤のメモ
量子ビットとはなにか
スピンとはなにか
コヒーレンス時間とはなにか
パウリ行列とはなにか
井田
スペクトル定理
$ Aを$ H上の自己共役演算子とする。このとき、
$ A= \int_{R} \lambda dE(\lambda)
をみたすような族
$ \{E(\lambda) : 射影作用素 \mid-\infty<\lambda<\infty\}
がただ一つ存在する。