2020/10/31いなかとまちの文化祭
いなかとまちの文化祭。
https://gyazo.com/e7ab820fbd82bf2e5a10da917a589cac
とよしばを一日はだしエリアにして、(はだしで)”地に足をつける”を身を持って体感してもらう。
いなかとまちを再現して作ったブースは思いの外、大盛況。
https://gyazo.com/9b62abcac585a3841cf63aa76c1f5fd2
https://gyazo.com/54b5dba0de6d5b5d7c700ce60f80e331
(丸太ベッドのつもりだったけど、結局、丸太平均台になってた)
豊田の材木や玉砂利をそのまま配置しただけだったので、子どもたちが遊んで好きに散らかっていくかと予想していたけど、
黙々と砂利、青竹、材木の上を歩き回る子どもたち。
https://gyazo.com/e0db7323defbd3bda2dbf9362a273a9f
私の仕掛け(課題)に、興味を持ってくれたのか、配置した材料を意図的に動かす子はほぼゼロ。
熱心な子は1時間以上、ずっとグルグル周回。
最初は砂利に足を取られながらヨチヨチ歩き。
でも次の周回はちょっと足元が安定して、その次の周はもうちょっと安定した歩行になり、
最後の方は砂利の上を小走り。
特にアドバイスというか、声かけをせずに見守ってたけど、
一周回る度に、質が向上していく様子はとても興味深かった。
こういう上達の様を見ていると、人間はやっぱり動物なんだと。
最近、感覚統合という言葉に着目していて、
それをスムーズに引き起こすには自然×裸足なんじゃないかと考えている。
https://gyazo.com/a962846f3c92f129d2c969265ceb6c2f
感覚統合とは感覚を通じて入ってくる情報をまとめる働きのこと。
五感に与えられた刺激を統合するためには、
固有感覚(関節や筋肉の動きと位置)と前庭感覚(重力、バランス、頭の動き)が土台となる。
裸足で様々な路面の刺激を受けながら、頭と身体の位置関係をほどほどにリラックスして姿勢を保つ。
その場に止まるのではなく、次の動きを起こすための安定した姿勢。
姿勢の土台が出来上がるには、やっぱり裸足で地面を捉えること。
今回の裸足ブースには比重が異なる木を並べ、大小様々な玉砂利を敷き詰め、青竹を縦に配置。
大きくバランスを崩すような負荷はかけずに、足裏の28個の骨とその間の無数の関節、筋肉を刺激する。
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5m×10mの狭いエリアに、とよたのいなかとまちを足元で表現するというだけでなく、実は色々と盛り込んでみた。
https://gyazo.com/772ac00bda4cfc097902a1d7bd7d99b5
(田中あつこさん作のブースイメージイラスト。土中がイメージできる方は地面の下の壮大な繋がりが見えるはず)
結果的に子どもたちがたくさん来てくれたことは大成功!
欲を言えば、大人たちにももっと歩いて欲しかった。
(この二日後に、息子の子ども園で保護者向けイベントを実施し、こちらは大人の変化する姿がたくさん!)
ブースで遊んでくれた子どもたちを観察しながら、たくさんの気づきを得ることができた。
この仕掛けは他でも使えそう。
「うちのオフィスに置いてみよう」なんて会社出てこないかなぁ。。
感覚統合、足根骨への刺激、呼吸と動きの連動などなど、実践のための引き出しを増やしつつ、
それを提供する場づくりを考えてみたい。