遊びの科学
動物も昆虫も遊び心を持っている。子ども時代に遊べば遊ぶほど “優れた大人になる”ともいう。動物たちが遊び回るレア映像と、目からウロコの学説で遊びの効用を科学する。
コモドオオトカゲと、バケツや紙箱を使ってかくれんぼ。水族館のタコは、清掃用のホースに合わせて踊っておねだり。犬もヤギも、子グマがいたずらする映像も! たくさん遊んだクモのメスは子だくさんで、遊びを禁じられたハムスターは精神不安定で協調性を欠くーー人間も野山を駆け回り、転んだり擦り傷を負う「遊びのリスク」から学び成長してきた。室内にこもりがちな子供たちの未来に、研究者たちは警鐘を鳴らしている。