経営的リーダーシップ、共同体的リーダーシップ
この記事での主張は「優先されるべきはリターンである」というものでした。しかし、今はこの考えに修正が必要と思っています。今は共同体としての企業のあり方が当時より重要だと考えています。
企業が資本主義を生き抜く上で必要なのは利益です。利益創出へ向けてはシステムや知識構造を構築し、社会的利益へのシンクロを使ってフォロワーを動かす「経営的な」リーダーシップが極めて有効です。イーロン・マスクのTwitterターンアラウンドは「経営的な」リーダーシップについて多くが見て取れます。
一方で企業には共同体の側面もあり、そこで求められるリーダーシップは、経営的なリーダーシップと真逆です。
参加者に当事者であることを求め、システム的な利害の「外」で関係性をつくり、当事者たちが相互にファシリテートするのが「共同体的な」リーダーシップです。誰かに委ねることをしないことで、継続的に場を良くし続けるためのリーダーシップといえます。
私は、自己相対的に見れば「経営的な」リーダーシップが強く、「共同体的な」リーダーシップが弱い人間だと思います。企業経営の中で相対的に必要性が増しているのは私の弱みの方なのです。
経営的なリーダーシップ
「経営的な」リーダーシップ
共同体的なリーダーシップ
「共同体的な」リーダーシップ
という書き方がされていますが、ここではシンプルさを重視して下記の表記を採用します。
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自分から出てきた整理として「リーダーシップの剛と柔」という言い方をしたことはあった 外的なものと内的なもの、と捉えられるかもしれない
友人知人たちをひとりずつ思い浮かべて「あの人はこっちが強く出ているなあ」と感じられる
自分のパーソナリティや価値観とマッチしていない方のリーダーシップを求められるのはつらそう