相手の考え方を把握できているとやりとりがスムーズになる
相手がどんな考えを持っていて、どんなことを大事にしているかがわかっていると、いっしょになにかを進めるときのやりとりがとてもスムーズになるよな、と思った。逆にいえば、相手のことがぜんぜんわからないとコミュニケーションコストが高くつくということだ。
同じチームで数ヶ月間もごいっしょすれば、だいたい相手の価値観や仕事観はわかってくると思う。自然に相互理解が進むならすばらしいことだと思う。
まだお仕事やらプロジェクトやらでごいっしょしたことのない人にも自分の考えを知らせておけると便利で、いざごいっしょするときに「この人は、こういう考え方だよね」とわかってもらえていると最初からコストが低い状態でスタートできる。強くてニューゲームっぽさ。 じゃあ自分の考え方をどうやって知らせていくかというと、こうして文章を書いたり、音声や動画で発信したり、ってのが定石だろう。ってことを 2022-04-03 に考えていたのでここに明記しておくことにした。 ましてや自分はマネジメント業務にも関わっていて、人事権こそ持たないものの、ぼくの意思決定によって少なからず影響を受ける人々が何人もいる。そんな人々からすると「あいつは何を言い出すかわからん」よりは「あいつはこういう考えで動いている」の方が、きっと仕事もしやすいだろう。
また、こうしてパブリックな場所に書いて表明するのは、自分なりの誠意である。時や場合や相手によって言うことを使い分けませんよ、こうして書いて公開してある通りですよ、と示せる領域を少しずつ増やしていくことで、自分自身がダブルスタンダードに陥ることを防ぎたいと考えている。 書いたり話したりして自分の考えを外に出していくのには別の効能もあって、他者に伝える前に自分自身の理解も含まっていくのだ。自分はこういう考え方をするよな、と自分自身で理解できていると、自分とのコミュニケーションも捗る。どんな環境を好み、どんな状況を避けたいと思っているかを正確に理解しておけると、日々の意思決定でよりよい未来を引ける確度が上がるだろう。