承認ファースト
自分のやろうとしていることについて、まずは「承認を得る」というステップから始める人がいる、というのを世の中を見ていて思った。そういった行動体系を、ここでは「承認ファースト」と呼んでみよう。
これについてなにか言えそうと思ってこのページにここまで文字を並べてきたのだけれど、
It's easier to ask forgiveness than it is to get permission.
を引用しておわりなのでは…という気持ちになってきた。せっかくなのでもうちょっと書くか。
ぼくは今日までの人生の中でウェブアプリケーション開発に多くの時間を割いてきた影響なのか「ぼくがやっちゃいけないことは、ぼくにはできないようになっているはず」と、認可 (Authorization) の仕組みを期待するところがあると思う。絶対に押しちゃダメなボタンは、そもそもぼくが押せる場所にないはず、みたいな。 「これをやるとよさそう」と心から思えるものについては、まず「やっちゃう」から始めようとして、画面に「権限がありません」「許可されていない操作です」等のメッセージが表示されたらようやく、権限を持っていそうな人に承認を得ることを考える。エラーハンドリングっぽい処理の進め方でもある。ここにもプログラミングの影響を感じる。 なんでそういう行動体系を採用しているかというと、そっちの方が素早く動いてバリューを出せると思っているから、に他ならない。