奨学金事業への理解を深めていただくために
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最近、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金に関し、様々な報道や出版等がなされていますが、これらの中には、誤解に基づくものも散見されます。
このような報道、出版等の影響により、「奨学金を利用して大学等で学びたい」と考えている学生・生徒の皆さんが、過度に不安をあおられ、進学や学業継続を断念してしまわないか、JASSOではこのことを最も懸念しています。
そこで、実際のデータやファクト(事実)に基づき、奨学金事業に対する理解を深めていただくために、この資料を作成しました。奨学金事業に関心を持つ多くの皆様に、ご一読いただければと思います。
ファクトを示していくのはよいですね。
JASSOから奨学金の貸与を受けている奨学生が在籍している学校は、3,647校に及びます(平成29年度末) 。
このうち、専修学校(専門課程)が2,485校(68.1%)を占めています。
JASSOの奨学金は、専門的技術・技能の習得に向けて学ぶ学生を支える上でも重要な役割を果たしているのです。
これは高専卒のぼくとしても把握しておくとよさそうなデータだな。 近年、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の要素を重視して行う「ESG投資」の対象として、社会的課題の解決に資するプロジェクト(ソーシャルプロジェクト)の資金調達のために発行される「ソーシャルボンド」に注目が集まっています。
本債券は、日本国内でのプロジェクトに対するソーシャルボンドの第一号であり、JASSOでは今後ともソーシャルボンドとして債券を発行し、その全額を在学中の学生への貸与に充てることにより、憲法及び教育基本法に定める「教育の機会均等」や、国連が持続可能な開発目標(SDGs)の一つとして掲げる「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」の達成に貢献してまいります。
SDGs とも絡んでくるか。考えてみりゃそうだよな。理解が深まった。 返還金は、次世代の学生への貸与奨学金の原資となります。また、奨学金事業には多額の公的資金が投入されており、これらは国民の皆様の負担となっています。したがって、貸与した奨学金は、確実に返還いただかなくてはなりません。
JASSOでは、
○ 返還できる方からは、しっかりと返還いただき
○ 返還が困難な方には、セーフティネットを活用いただく
ことが不可欠と考えています。
なお、一般的には、借りた金銭を返す行為は「返済」と表現されますが、JASSOの貸与奨学金については、このように資金を循環させながら事業を実施していくことから、「めぐってもとにもどる」という意味を持つ「還」の文字を含む「返還」と表現しています。
なるほど!「返済」じゃなくて「返還」という語彙を選択しているのか。言葉に意図を込める姿勢はめちゃ好き。これを読めてよかったな〜。 3か月以上延滞している返還者数は、21年度をピークに減少し続けています。
返還者に占める割合はJASSOが設立された16年度以降一貫して減少し続け、29年度末時点で3.7%。ほとんどの方が、きちんと返還をされているのが現状です。
へぇ、そうなんだねぇ。いいことだ。健全化が進んでいるとのこと。
最近、「奨学金破産」等と称し、奨学金返還者の自己破産をことさら強調する報道等もありますが、奨学金の返還について過剰に心配し、高等教育への進学自体を諦めてしまうようなことがないよう、上記のようなデータや、次頁以降でご紹介する返還困難時のセーフティネット等について、正しくご理解いただきたいと考えています。
丁寧に書いてはいるけど、おこだね…。
https://www.youtube.com/watch?v=nNugV6mP_kI