共感の再現率・適合率
「自分は共感力が高くて〜」と友人が話してくれているのを聞いて、自分は共感力・共感能力がなんなのかよくわかっていないよな、ってことに気付いた。 「共感力が高くて、相手が思っていないことまで感じ取っちゃうんですよ〜」みたいな話があっておもしろかった。少し認識を整理できそうだったので書いてみる。 https://gyazo.com/4d496520744eb70c90ac54ca821ef3a8
「相手が感じていること」があって、これとぴったり同じような「感」を自分も得られるなら、これは「共感力が高い」と言える状況に思える。 https://gyazo.com/90516f49c78b79078509301925495175
「相手が感じていること」を部分的にしか感じられないなら、ひとつ前の例と比べると相対的に「共感力が低い」ってことになるのかな。 https://gyazo.com/17b606af2a6465d8b4638f6460271748
「相手が感じていること」に加えて「相手が感じていないこと」も自分が感じている状況、図示すると下記のような感じ。ほんで、吹き出しの重なりを「共感」と呼ぶならば、相手が感じていないのに自分が勝手に感じている部分は、実は共感ではなさそう。勝手な感覚・勝手な感情ってことになるよな。ともに感じているわけじゃないもんね。 https://gyazo.com/8a2433fdb4d5b001cda6bdc1ec60a546
他者が感じていることは正確に知ることができないので、もちろん数値で測ることはできないが、仮に計測できるとした場合、共感にも「再現率」「適合率」の概念を用いることができる。 https://gyazo.com/2bef11c579a350d55869a05dec3c1290
概念的に語られている「共感力が高い」ってのは、なんとなく「感覚・感情の再現率が高い」状況を指していそうだな、と思えてきた。いくらか適合率が低くなろうとも、再現率が高ければ「わたしはあなたの気持ちがわかりますよ」という発言につながりそうな気がする。ぼくの感覚ではそんな感じ。 関連するかも