フクロウを描け
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フクロウの絵を描かなくてはならなくなるのがスタートアップです。フクロウなんて描いたことなんてないし、描き方のマニュアルもありません。周囲に聞いても誰もやったことがなかったりします。でも、あなたはフクロウを描かないといけないのです。「確か瞳は異様に丸くて大きくて……、羽根がモコモコで……」。どこから描いていいかも分かりませんし、最初は自分で見るのもうんざりするような、情けない失敗に終わるかもしれません。でも、自分で考えて、どうにか描くのです。
その際のポイントは、プロダクトのこと(シンプル、簡単、便利)だけでなく、人(People)、プロセス(Process)をも十分に体現したものでなければならないとか(3つのP)、形容詞よりも名詞で始めるといったことなどだったといいます。具体的で行動に繋がなければ意味がないので、例えば「互いに敬意を払う」というよりも「謙虚であれ」のほうが良いといいます。「敬意を払う」の解釈が広いのに対して、社員同士で互いに謙虚な態度でいるのは自明だからです。
Zapposのバリューの中にも、ひねりを感じるものがあります。「Create Fun and A Little Weirdness」(楽しくなるようなことをやろう、ちょっとヘンなくらいでいい)。
Possibleというネパールで活動するNGOは「We are transparent until it hurts」と掲げています。冗長に訳すと「痛みを感じるギリギリまで、われわれは情報に関してあけすけでいます」という意味でしょうか。