パンとサーカス
パンとサーカス(羅: panem et circenses)は、詩人ユウェナリス(西暦60年 - 130年)が古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。パンと見世物ともいう。
愚民政策の例えとしてしばしば用いられる名言であり警句である。
西暦 100 年頃にこんな端的な表現が生まれていることに驚くし、それが 2020 年の今も通用するくらいの強い内容になっていることでさらに驚く。