お願いしてやってもらうくらいでちょうどいいこと
「いつでも相談してオッケーですよ」と言っても、この社会には「遠慮」という厄介なものがあって、期待する行動を引き出すのはなかなかむつかしい。 「相談してオッケーですよ」は「マイナスはありませんよ」くらいのメッセージ。「早めに相談してもらえるとこちらが助かるので、どうかお願いします」は「明確なプラスがあります」を含む。
期待する行動があるなら、それがどんな行動なのかを具体的に伝え、その行動によってなにがうれしいのかもセットで伝えるといいだろう。
自分が組織の中で活動するとき、組織の中に増やしたい行動に対しては、とにかくポジティブなフィードバックを与えまくる。報酬系を刺激しなきゃ、と思う。組織全体で「早めの相談」「早めの共有」を増やしていきたいなら、実際にそういう行動があったときに「相談ありがとうございます」「共有してもらえて助かりました」「今回すごく助かったので、今後も気軽にお願いします」を明確に伝えていく。