Sonder
ちなみに、「Sonder」とは比較的新しい造語で「他人が自分と同じように複雑な人生を生きているという感覚や気づき」を指す言葉とのことです。初めて知りました。
「Sonder(ゾンダー)」という言葉は、正式な英単語ではありませんが、2012年ごろに登場した造語で、哲学的・詩的な意味を持つ表現として広まりました。この言葉は特に「The Dictionary of Obscure Sorrows(曖昧な悲しみの辞書)」というプロジェクトによって知られるようになりました。
こうした差別と分断の状況を変えていく鍵となる言葉を最近知った。アメリカ人アーティストのジョン・コーニグが作った新語「ソンダー(Sonder)」である。コーニグは、約7年かけてこれまで言語化されてこなかった感情に言葉を与え、「言葉にならない感情の辞書(The Dictionary of Obscure Sorrows、直訳:曖昧な悲しみの辞書)」を作成した。「ソンダー」は、「誰もが人生の物語を持っていることに気付くこと」という意味で、日本語では、「共感理解力」とでも訳せるだろうか。
アメリカ人アーティストのジョン・ケーニッヒ(John Koenig)はそのような感情に名前を与えるべく「The Dictionary of Obscure Sorrows」(直訳:曖昧な悲しみの辞書)を作っている。たとえば「通りすがりのランダムな人間も、自分と同じように鮮やかで複雑な人生を生きているのだという気づき」は「sonder」、「誰かの目を見ることで、侵入しているようにも無防備にも同時に感じられる、両義的な激しさ」は「opia」、といった名付けがなされている。
小さな物語っぽい話で、覚えておきたい言葉だな〜と思った。