Claude Code 雑感 @ 2025-06-19
Claude Code がおもしろいので、雑感を記録しておこうと思う。数週間も経てば状況も変わってくるだろうから、今の雑感は今のうちに書いておくことにした。 https://open.spotify.com/episode/7APYOZXt3quBA1Hd5dnIYc
ターミナルで動く AI Agent ということで、各種のコマンドを実行できるのが特徴だよな〜と気付いたときに、ちょうど大阪の家へのお引っ越しが落ち着いたくらいのタイミングだったので、自宅のインターネット回線の気になることについて相談してみた。そしたら ping とか dig とか traceroute とかを次々に実行して「お宅の回線はこうですね」と情報をまとめて提示してくれた。便利。ぼくはネットワークまわりはぜんぜん詳しくなくて、これは「ネットワークに強い友人に診てもらうときの感じだ」と思って楽しかった。 そんな感じで触り続けていると、こいつは「Code」を冠しているけれどなにもコーディングに限定された活躍をするわけじゃないよな、との認識が強まってくる。コンピュータ上の作業はだいたいなんでも任せていける気になってくる。ぼくは macOS の上で Claude Code を動かしていて、いろんな操作の入口が Claude Code になってきた。どういうことか。 たとえば、なんらかのタイミングで作業ディレクトリにひとつずつファイルを追加していくようなワークフローがあって、
code:files-before
01_はじめに.txt
02_現時点での目論見.txt
03_プロトタイピング.txt
04_関係者ヒアリング.txt
...
これが 100 ファイルに達すると、ファイル名のプレフィックスの連番を 3 桁にしたくなるじゃないですか。
code:files-after
001_はじめに.txt
002_現時点での目論見.txt
003_プロトタイピング.txt
004_関係者ヒアリング.txt
...
099_中間報告.txt
100_方針見直し.txt
101_あらためてユーザリサーチ.txt
...
約 100 個のファイルの名前を手作業でひとつずつ変えていくのはたいへんなので、ぼくのようなプログラマだと、手になじんでいる道具を使ってちょっとしたスクリプトを書いて一気に改名したりする。 手作業しか選択肢がない真面目な人だと、名前変更作業を約 100 回に渡って繰り返して完遂するかもしれないね。
今なら、自分は当該のディレクトリで Claude Code を起動して、音声入力を使って「このディレクトリの中のファイルの名前の先頭についている連番を 2 桁から 3 桁に変更したいです」と伝えて、エイヤッとやってもらうと思う。それがいちばん楽で妥当な選択だと感じられるから。 例に挙げた「大量のファイルの単純なリネーム」のタスクは、いま GUI を使っている人にとっても、CUI を使っている人にとっても、NLUI の方がより省力でタスクを完了できるってことになりうるのではないか。 画面の下の角に常駐するイルカの見た目をした Claude Code がいたら、けっこう愛される存在になったりしない? https://gyazo.com/953686378f35182b6279f44f641bcbdf