デフォルトの依頼モードが「今すぐやって」だとしたら
お仕事においても生活においても、自分が他者になにかしらの作業・タスクをお願いするときのモードは、
デフォルト
あなたにとって都合のよいタイミングで進めてほしい
急いでいるとき
その旨を伝えて相談・交渉する
明確な締め切りがあるとき
その締め切りを伝えて「なので、いついつまでに完了するとうれしいんだけど、むつかしかったら教えてください」的な認識合わせと相談をやる
ってな感じで整理できそう。ほんで、この世で活動していると、デフォルトのモードに「今すぐやって」を採用している個体がけっこう多いんじゃないかと思えてきた。
たとえば売り場に立つようなお仕事をしていたときのことを思い出すと、現場のマネージャから「おおわだくん、◯◯をやってほしい」と言われるときは、だいたい perform_now が期待されていて「今すぐに作業を始めてほしい」って状況。
近年のぼくが取り組んでいるソフトウェア開発・プロダクト開発のお仕事だと、ぼくが引き受ける作業は perform_later でよいことが多くて、たとえば「今週中に完了すればオッケー」だったりする。なので先述のようなデフォルトの挙動を獲得したんじゃないか。 デフォルトが「今すぐやって」だと思っていると、逆に「今すぐじゃなくてよい」場合にはオプションを明示することになるから、それが「お手隙の際に」「お手隙で」という言葉として表出するのかもな、と思った。 ぼくは「だれだれさん、これこれをおねがいします!」とだけ頼むときは「よきタイミングで」って意味が内包されているから、わざわざお手隙フレーズを添えないんだよな。 あるいは「これこれをおねがいします!」と端的に伝えることに「無礼に見えるかも」と心配を感じているケースだと、文量を増やして丁寧さを演出するために「これこれをお願いします!お手隙の際で大丈夫です」的な文字列を生成しているのかも?