開発チームと◯◯チームは対立しがち、的な言説
けっこう見聞きするよな、と思う。
ぼく個人はあんまりピンときていなくて、どのチームのどの職種の人も協力的だよなあ、と呑気に過ごしている。これまでに身を置いてきた環境が恵まれていたのだろう、と思うばかり。
ところで、こういう言説を繰り返し繰り返し発することで、事象を再生産してしまうことはないか?が気になっている。「対立しがちじゃないですか〜」という前提で話が進んでいくと、新人さんなんかは「そういうものなのだな」と思い込んじゃったりしないのかしら。
少なくとも自分は、組織の内部においてなにかとなにかが対立関係になってしまうのは「協調スキルを高めることで回避できる」と感じているようで、決めつけのように「対立しがち」と言われてしまうと「そうですかねえ?」という受け止め方になる。
なんだろうな、チーム間の交渉をゼロサムゲームで捉えるとそういう発想になるのだろうか。あるいは「勝ち負け」とか面子の問題で捉えるとそうなるのかな。「事業にとってベストな判断をしましょう」が命題だとすれば、お互いの立場から建設的に批判しあうことはあっても、対立しなきゃいけないことってないんじゃないかなあ。 言動をミスって対立に陥ることがある、ってのは理解しているつもり。それは人間関係のあらゆる状況において起こることなので、ことさら「開発チームと〜」に限定した話ではない。目の前の相手を殴ったらケンカになるのは、それはそう。