誰かがひどい目にあうシーンはうれしくない
漫画などの物語に触れていると、悪者として描かれている登場人物がひどい目にあうことがある。
昔話に登場する「いじわるじいさん」的なキャラの顛末が典型的と言える。他にも、学園モノに登場する金持ち人間が主人公にいやがらせを仕掛けるも屈することなくやっていく主人公を見てムキーッとなったりもする。
先日に読んでいた漫画で、敵として登場したキャラがひどい目にあって、それについて主人公サイドの人間の気持ちが晴れて「スカッとしました!」みたいになって、めでたしめでたし、って感じの雰囲気になったのだけれど、あまり乗れていない自分に気が付いた。
経緯がどうであれ、誰かがひどい目にあっているのを見て「ざまあみろ!」とか「いい気味だ」という気持ちにはあまりならないっぽい。因果応報っぽい展開だと「まあ、仕返しされちゃうヨネ…」と思ったりはするけれど、やっぱり「ざまあ」とは思わないんだよな。