略奪にきているプレイヤーと対話するのはむつかしい
あれもこれも対話を通して前進させられたらいいよね、とは思うものの。いつでもこのスタンスが通用するわけではないってこともわかっている。「こりゃあ対話を成立させるまでが一苦労だな」と感じてしまう状況ってのは現実に存在する。 特に、2022 年から 2023 年にかけての地球において、ウクライナに向けて「対話による解決を」と言葉を放つのは厳しいことだと思う。 ウクライナの件を想ったとき、相手が略奪モードで迫ってきていたら対話どころじゃないよな、と当たり前のことに行き当たり、逆方向から考えると、どうにも対話が成立しない状況においては「相手が略奪者に見えている」ってことがあるのかもしれない。 たとえば「選択的夫婦別姓の是非」についての議論を見かけて、対話が成立していないなあ、と感じるとき。もしかしたら導入反対派の人には、賛成派の人が略奪者に見えているのかもしれない。自分たちが大事にしているなにかを一方的に奪いにきた野蛮な侵略者。そう見えているのかもしれない、と思ったのだった。