正確ではなくても役に立つ
ところで、今回の発表が世の中でどんな受け止められ方をしているのか見ておこうと思いソーシャルメディアを眺めていると「ChatGPT-4」という文字列をちょいちょい見かけた。なるほど。GPT-4 ベースの ChatGPT だから「ChatGPT-4」ってわけだ。テレビとビデオが一体になっているからテレビデオ、みたいな雰囲気。 誰がなにをなんと呼ぼうとも自由なのでそれはいいとして、正確な理解が伴わなくてもそれをおおいに活用している人がたくさんいるのだなあ、と思ったのだった。正確ではなくても役に立つ。
件の ChatGPT も、この世界のことを正確に理解しているわけではない。でも、それっぽい文字列を生成できるから役に立つとされている。こうして見てみると、ChatGPT がやっていることもぼくたち人間がやっていることも大差がないように思う。タイムラインによく流れてくる文字列をなんとなく認知してつなぎあわせることで話を合わせることができるのだ。