最初から「妥協点」を探るつもりで対話しない
対話は、なにも妥協点を見つけることばかりが目的になるわけではない。各位が知見や発想を持ち寄って、まだ見ぬ「ベターな案」を見つけるつもりで始めてみるとどうだろう。もちろん、各位が尽力した果てに妥協点しか見つけられないことはある。それでも、最初から妥協点を見つけるつもりで取り組むよりは「最高の案を見つけようぜ」と始める方がよい案が見つかりやすいのではないか。 夢いっぱいの新機能の提案がきたときにまずはミニマムにつくってリリースするのは、必ずしも妥協案ではない
大きく作って大ゴケするよりも、小さく作ってたしかめながら育てた方がよいケースもある
提案内容をそのまま実装するのではなく低コストな代替案で実装するのは、必ずしも妥協案ではない
得られるユーザ体験がほとんど変わらないのであれば、より早いリリースには価値がある
なので、ソフトウェアエンジニアがあれこれと意見を出して別案を推すときに、それを「妥協」と思い過ぎないでほしい、俺たちはいつだってベストを探していくんだもの。
…というお話を部署の後輩エンジニアに聞いてもらった。
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