From 麹町中学校で充電してきました。 | 植松努のブログ
昨日は、東京の「麹町中学校」に行ってきました。
宿題や定期テストなどの、「学校のあたりまえをやめた」で有名になった学校です。
有名になったのか、なるほど〜と思って調べてみたらあれこれ見つかったので千代田区立麹町中学校というページをつくってまとめておいた。
From 麹町中学校で充電してきました。 | 植松努のブログ
昨日は、東京の「麹町中学校」に行ってきました。
宿題や定期テストなどの、「学校のあたりまえをやめた」で有名になった学校です。
有名になったのか、なるほど〜と思って調べてみたらあれこれ見つかったので千代田区立麹町中学校というページをつくってまとめておいた。
「論破はかっこいい」という雰囲気があると思う。
ただ、この雰囲気が強くなりすぎると時と場所を選ばずにむやみやたらと論破しようとする人間が増えそうで、それはぼくにとっては望ましくない未来につながりそうで最近は少し心配している。
論破というのは、競技ディベートのように「これは勝ち負けを決めるゲームです」と各位の認識があっているときにバチーンとキマればかっこいいと思う。フリースタイルバトルで鮮やかに決まったディスや、格闘技の試合できれいに決まったハイキックと同じ。バトルや試合といった場ではなく、それを路上でいきなり繰り出したらただの悪口や暴力にもなってしまう。勝ち負けを決する場です、双方の合意があります、
生活をやっていると、他者との関わりにおいて「なんか、今のイヤだったな〜」と感じることがあるだろう。自分の心身のそうしたシグナルを認識したときに、その先の展開にはいくつかパティーンがありそうだと思ったので、書き出して整理してみることにした。
なんかイヤ → 物理的暴力
現代社会では犯罪なので、デメリットが大きくて安易には選べないと思う
なんかイヤ → 身体的発露
泣きわめいたり駄々をこねたり、不機嫌そうに過ごすことで周囲からのケアを狙う
あれもこれも対話を通して前進させられたらいいよね、とは思うものの。いつでもこのスタンスが通用するわけではないってこともわかっている。「こりゃあ対話を成立させるまでが一苦労だな」と感じてしまう状況ってのは現実に存在する。
特に、2022 年から 2023 年にかけての地球において、ウクライナに向けて「対話による解決を」と言葉を放つのは厳しいことだと思う。
ウクライナの件を想ったとき、相手が略奪モードで迫ってきていたら対話どころじゃないよな、と当たり前のことに行き当たり、逆方向から考えると、どうにも対話が成立しない状況においては「相手が略奪者に見えている」ってことがあるのかもしれない。
From 一つの「失言」で発言の場を奪われる…「キャンセルカルチャー」の危うい実態(ベンジャミン・クリッツァー) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
ピンカーに対する公開書簡でも行われたような、著名人の過去の言動やSNSの投稿を掘りかえして批判を行い、本人に謝罪を求めたり地位や権威を剥奪するように本人の所属機関に要求したりするような振る舞いは、欧米では「キャンセル・カルチャー」と呼ばれて問題視されている。
2023年度 東京大学学部入学式 祝辞 by 馬渕俊介 のエピソードに触れて考えたことをメモしておく。
この医学的な解と社会的な解との折り合いをつけるために、文化人類学者と現地の宗教リーダー、コミュニティリーダー、それから感染症対策の専門家と共同で、これなら感染のリスクを無くしたうえで、人々が尊厳ある死を迎えられるという、「安全な尊厳ある埋葬」というやり方を開発しました。
整理すると、こういうことだ。
けっこう見聞きするよな、と思う。
ぼく個人はあんまりピンときていなくて、どのチームのどの職種の人も協力的だよなあ、と呑気に過ごしている。これまでに身を置いてきた環境が恵まれていたのだろう、と思うばかり。
ところで、こういう言説を繰り返し繰り返し発することで、事象を再生産してしまうことはないか?が気になっている。「対立しがちじゃないですか〜」という前提で話が進んでいくと、新人さんなんかは「そういうものなのだな」と思い込んじゃったりしないのかしら。
鷲田清一先生は、コミュニケーションとは対話が終わったときに自分が変わる覚悟を持っている、そういう覚悟のもとで行われるもののことである、と述べている。日本におけるコミュニケーションの様相はそうではない。同調圧力に抗うのは「コミュ障」である。異論を唱えるのは「コミュ障」である。深夜に行われる討論番組で、参加者が番組の終わりに「おれ、意見を変えたよ」ということは起きない。彼らは議論をしているのではない
From [「感染症は実在しない」あとがき - 楽園はこちら側 https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/03/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%AF%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%8D.htm