小池百合子さんの話し方とフィラー
小池百合子さんのお話を聞いて特徴を感じ取ったことがなかったので、ほえ〜〜〜という気持ちで読んだ。 ここで触れているのは「えー」に相当する間投詞(専門用語でフィラーというらしいので、以下フィラーと称する)が前後の文によって変化しているという点である。
フィラーというのだねぇ。英語だと Filler かな。「埋めるもの」「満たすもの」と思えばなるほど感がある。 え、ただいま、あー、二期目、え、当選確実の報を受けました、小池でございます。改めまして、都民のみなさまの力強いご支援に対しまして、大変うれしく感じると同時に、えー、これから大切な二期目、その重責を担っていく、うー、その重さに、いー、大変、えー、責任を感じるところでございます。
そうすると、「同時に、えー」の箇所をのぞけばすべて前の文字の母音をフィラーが継承していることになる。
やたら「えー」が多いトークを聞いて「多いなあ」と思ったことはあるけれど、その種類や内容に着目したことがなかった。今後はトークを聞くときにフィラーに意識が向くことになりそう。