周囲に広めたい言動を選んで実践する
以前に後輩に真似してほしくないことはやらないというページをつくって書いたことは、別に後輩相手に限定していないな〜と思う瞬間があったので、より一般化したものを書いておく。
特に組織やチームのような輪郭がはっきりしている場においては、意思決定の積み重ねによって文化が醸成されていく。そういった場において、ぼくが選ぶ言動ひとつひとつが、多かれ少なかれチームの未来に影響を与えていくことになる。そういうつもりで過ごしている。
なので「チーム内に、こういう言動を増やしたいな」ってことは自分も積極的に体現していくし、逆に「こういう言動は減らしていきたい」ってことは可能な限り自分からは出さないようにする。
たとえば A という言動があって、それが称賛されることもあれば叱責されることもある、みたいになってロジックが見えにくくなると顔色を伺うしかなくなって積極的な行動を取りにくくなると思う。自分はチームをどういう姿にしたいと思っているのかをなるべく言葉にして共有して、それに実践を合わせていくのがいいと思う。
扱いがむつかしいな〜と思うのは「自分下げ」や「卑下」の類で、これはこれでコピーされて広まっていくので、もし卑下が連発されるチームを目指しているならばんばん実践していけばいいし、メンバーのその手の発言にもプラスのフィードバックをしていけばいいと思うんだけど。そういうチームを目指しているわけではないのに卑下をしそうになるなら、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。あなたの卑下は、他のメンバーの卑下を誘発している。
ここで想像の難易度を下げるために「後輩」というロールを持ち出すと後輩に真似してほしくないことはやらないになる。チームの後輩や仲間に言わせたくない台詞があるなら、まずは自分が言わないことだ。