北海道現象
これはホームセンターのDCMホーマック、家具販売のニトリ、スーパーマーケットのアークスグループなどとともに、「北海道現象」(流通の各業態において、トップ企業がさらに売り上げを伸ばし「ひとり勝ち」する現象)の代表例とされた。
家具小売最大手のニトリホールディングスを筆頭に、
ドラッグストア大手のツルハホールディングス、
道内最大手スーパーのアークス、
ホームセンター大手のDCMホールディングス、
調剤薬局最大手のアインホールディングス、
道内最大手コンビニエンスストアのセイコーマートなどが、
道外進出やM&Aなどをテコに業績を伸ばしてきました。
これをエコノミスト達は「北海道現象(※)」と呼んでいます。
※1990年代にメリルリンチ証券のトップアナリストであった鈴木孝之氏が「北海道のようにもともと消費環境が厳しい地域では、不況になるとコスト競争力がモノをいう。ここで勝ち抜いた道内の小売業は全国に出て行っても勝てる可能性が高い」と分析し、北海道現象と命名した。