交渉可能なこと・そうじゃないこと
同時期に見かけたふたつのページに通ずるものを感じたのでメモしておく。
ハック思考というか、ハッカー的な思考様式ってのがあると思う。前提を疑う力、って言い方もあるか。「変えられないこと」と「変えていいこと」を見分けられないと、すべての前提を「変えられない」と思い込んでしまって選択の幅を狭めてしまうことにもなる。 これとは別に「前例」って概念もあるか。「今までのやり方」的な。これすらも「変えられないこと」と捉えてしまうとだいぶ生きるのが大変になっちゃう印象だな。
リスク・コントロールの観点もある。挙げた項目の中で破れないのは物理法則くらいのもので、他は「破れない」ことはなくて「破ると、こういうことが起きる」が規定されていたりいなかったり。破ったときに得られるものと失うものを比べて、破る方がいいと思ったら破る自由はある。ぜったいに許せない人間がいたとき、暴行罪で逮捕される覚悟をもってそいつをブン殴るっていう選択肢はある。ブン殴るのは過激な例だけれども、ガイドラインの内容を理解した上で「今回は逸脱します」ってのはよくあること。 「ちょっとした校則違反をするような子どもに育ってほしい」ってのは、自分の頭で考えて判断できる人間になってほしい、ってくらいの意味に思える。