与えることで相手の時間の一部になりたい
お金を持たずに旅をするのは人に頼りながら生きなければならないことで、私はそれが他人のホスピタリティを消費するようで抵抗がある、と言ったら、「それはどうかな、好意はただそのまま受け取れば良いんだ。その人は与えることで相手の時間の一部になりたいのだから。その人にとっても意味のあることなんだ。だから受け取っていいんだ。」とはっきりと返した、フランスからの料理人。
ぼくが身を置いている現在の社会から、ぼくが思う「こうだったらいいな」という社会に向かっていくとしたら。ひとりひとりが、もっと「与えること」「与えられること」に寛容になって、そういうやりとりが今より増えていったらいいな〜と思う。その一歩は、まずは自分から。