テクノロジとの向き合い方
1) everything that’s already in the world when you’re born is just normal;
2) anything that gets invented between then and before you turn thirty is incredibly exciting and creative and with any luck you can make a career out of it;
3) anything that gets invented after you’re thirty is against the natural order of things and the beginning of the end of civilisation as we know it until it’s been around for about ten years when it gradually turns out to be alright really.
1) あなたが生まれたときにすでに世の中にあるものは、すべて普通のことです。
2) その時から30歳になるまでの間に発明されたものは、信じられないほど刺激的で創造的であり、運が良ければそれを職業にすることができる。
3)30歳以降に発明されるものは、自然の摂理に反しており、我々が知っている文明の終わりの始まりである、しかし、それが10年ほど経つと、徐々に本当に大丈夫であることが分かる。
ぼくが生まれたときには日本にテレビは普及していたから、たしかに「ふつう」という感じ。特段の思い入れもない。 大学〜大学院時代に Web 2.0 の潮流に触れて「これはすごい!!!」と興奮して仕事も完全にその領域の中で選んだので、まさにという感じだなあ。 「30歳以降に発明されるものは」だけ、書かれている内容とそこまでマッチしない気がする。ぼくが直近 5 年間くらいで触れてきた新しいテクノロジについても刺激的で創造的で、今後の仕事につながりうるものだと考えている。ただ、昔ほど無邪気ではなくなったというか、新しいテクノロジが社会にもたらす負の面にも意識が向きやすくなっているとは思う。 今後さらに歳を重ねていくと、新しいテクノロジに対してどんどん防衛的な態度が先行するようになるかもしれない。加齢によるそういった変化がありそうだ、ということについて自覚的でありたい。少なくとも、30 歳以下の人たちがテンション高くなにかを進めようとするときに、いたずらにそれをジャマするようなことはしたくないと思う。