サイファーパンク宣言
原文
A Cypherpunk's Manifesto
訳文の転載 (Thanks to takahashim)
サイファーパンク宣言(Eric Hughes, YAMANE Shinji訳)
サイファーパンク、Cypherpunk、エリック・ヒューズ、Eric Hughes
遅延・GPT・異質性──武邑光裕と考えるオルタナティブな技術の可能性:なめらかな社会へ向かう6つの対話 #2 | WIRED.jp を読み進める中で「サイファーパンク宣言」というものの存在を知った。2023-07-17 のこと。
プライバシーは電子時代の開かれた社会にとって必要不可欠なものだ。プライバシーとは秘密主義のことではない。つまりプライベートな事柄というのは全世界には知らせたくない事柄だが、秘密の事柄とは誰にも知られたくない事柄だ。プライバシーは選択して自らを世界に示すための力なのだ。
サイファーパンクスはコードを書く。我々はプライバシーを守るために誰かがソフトウェアを書かねばならないことを知っている。そして我々がやらねばプライバシーを得られないのだから、我々はコードを書く。我々は、サイファーパンクス同志が実践し使えるように、コードを公開する。我々のコードは全世界のあらゆる人の利用に対してフリー(無制限にして無料)である。我々の書くソフトウェアを承認しない人がいても構わない。なぜなら我々はソフトウェアが滅ぼされず、広域分散システムが阻止できないということを心得ているからだ。
これが 1993 年に公開された文章である、というのは本当に驚きだなあ。錆びないどころか、より輝いているのではないか。