わからないながらも情報を浴び続けると
那須塩原市に住んでいるときにくるみをお迎えし、日常的に自動車を運転するようになった。最初はカーナビなしではどうにもならない状態で、それでも繰り返し運転しているうちにだんだんと土地勘が育ってきて、カーナビなしで移動できる範囲が増えていく。 松本市に引っ越してきて、また土地勘ゼロからの再出発。やっぱり、何度も通る道はそのうち覚えてきて自力で走れるようになってくる。 「カーナビに頼っていると、いつまでも道を覚えないぞ」という考え方もありそう。だけど、そのうち覚えるね。というのがぼくの体感だ。わからないながらも情報のインプットが何度も続くと、そのうち「わかり」がじわじわと生じていく。 興味はあるけれど知識が追いついていなくて「なんにもわからん」となるジャンルがある。そういったとき、ぼくは書籍で入っていこうとすると失敗することが多い。どうやらぼくは理解度が低い状態で書籍のページを進めていく練度が低いようだ。訓練すればできるようになるのかもしれないけれど、今はうまくやれない。
動画や音声のコンテンツだと、わからなくても時間が勝手に先に進めてくれるので、わからないままとにかく浴びるときには重宝している。わからないながらも視聴を続けていくと、少しずつ「わかり」が生じてくる。