なるべく密室を避けたい
という心理が自分にはありそう、と認知した。
小学校でのボランディア活動でちょくちょく小学校に足を運んでいる 2023 年。ぼくは担任を持ったりはしないので、基本的には教室などのオープンスペースで複数人の児童や先生と時間をともにしている。 たま〜に、たとえば教室を飛び出していってしまった児童を追いかけていって 1 on 1 で接するような機会はあって、そのときには強い緊張が伴う。自分が児童に対して悪いことをするつもりは一切ないものの、周囲からどう見えているかってのはまた別の話だ。「あの日、あいつは児童とふたりきりで過ごしていた時間帯がある」という客観的な事実がもう怖い。やむを得ないときはあるけれど、なるべく避けたいというか、少なくとも自分からそういう状況を作りにいくことはない。
会社におけるテキストチャットもそうだな。なるべくダイレクト・メッセージは使いたくない。私的な雑談や、明確に「パブリックにすべきでない」と判断したときは別として、基本的には組織において事業にあたるのであれば可能な限りパブリックなチャンネルで会話を進め、情報をオープンにしていきたい。 ウェブ上のコミュニケーションにおいても同様で。友人がおもしろエッセイを書いて公開していたとして、その友人にダイレクト・メッセージを送って感想を送ることは極めて稀だ。なにかプライベートな用事があって連絡したときに、そのついでに「あれ見ました、よかったです」と添えることはある。フィードバックのためにダイレクト・メッセージを開くことはほとんどなかったはず。公開されるコメント欄とか、自分の公開日記にコメントを書いておくとか、たくさんの人がいるテキストチャットのチャンネルにリンクを貼って「これよかった」と表明することはちょくちょくある。 「あなたと、わたし」というふたりきりの密室空間を作ることに抵抗を感じている。必要が生じない限りはそうならないようにしていると思う。