「自分を過小評価するタイプです」と述べる人におどろいた
というのも、ぼくから見て「この人は、自身に対する評価が過小だな〜」と思う人たちってのは、それに気付いていないものだと思っていたから。
本人はいたって真面目に「自分に対する評価は、これくらいです!」と思っていて、周囲やあるいは市場なんかがその人に対して与える評価との間にズレが生じることで「過小評価」という現象が起きると思っていた。
「自分は、自分を過小評価するタイプです」と述べるということは、つまり? 過小ってことは理解していることになる。そのためには妥当な評価がどれくらいなのかを知っている必要があると思うんだけど、妥当な評価ができているなら、過小評価するタイプにはならなそうな?
ぼくがこれまでに接してきた「自身を過小評価しちゃう人」(ぼくからは過小評価に見える人)は、自分ではそれが妥当な評価だと思っているから「過小評価じゃないでしょうか?」と伝えても「いや、自分はこれくらいです」のような応答だった。
自分で「自分を過小評価するタイプ」と認識しているってのは、どういう状況なのだろう?
自己評価として「本音の評価」と「建前の評価」のふたつを有しているということなのか…?「本音では 15 点と思っているけれど、周囲に話すときは 8 点って言っちゃうんですよね」ってことなら、主張が控えめなタイプってことで理解はできる気がする。