真偽を見極めなくてもいい
ってのは令和の世を生きるぼくらにとって、大事な観点だと思う。真偽不明な情報なんていくらでも視界に入ってくるからね。 疑うことを知らずになんでもかんでも鵜呑みにしてしまう人ってのは、しばしば心配されて、ときにはバカにされたりもしている。一方で、鵜呑みにしちゃう人をバカにしながらもすぐに「嘘松」とか言ってそれが嘘だと断定しちゃう人も、なんだか心配だと思う。なんでもかんでも真としてしまう態度と、なんでもかんでも偽としてしまう態度は、構造的には同じことで、どちらもバランスが悪いと思う。 真偽不明の情報を手渡されたときのぼくらの選択肢には
それを真であるとする
それを偽であるとする
の他に
判断保留にする
ってのもあって、大半の情報は、真偽を確定させずに保留にしておけばいいはずだ。自分の人生に関わるようなことならコストを払って真偽を確認した上で判断材料に組み入れればよいけれど、自分の人生にあまり関係のない情報の方が多いでしょう。判断を保留にして、その情報を意思決定の判断材料に組み入れない。真かもしれないし、偽かもしれない、そういう情報としてそのまま受け止める、あるいは受け流すことを上手にやっていきたい。
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