意識改革よりも、まずは道具改革 by 宮坂学
来年度は職員が仕事で使う情報の道具(考具)がもっと良くなる予定という報告を今日うけた。かなり嬉しい。
DXにはまず意識改革という説もあるが自分は違う。
初手は道具改革。日常の仕事の道具の変化が人の振る舞いを変え、それが思考も変える。
有線を無線に、PCをスマホに、メールをチャットに、添付ファイルから共同編集に、対面をオンラインに、現金をキャッシュレスに、コピーの資料を配る代わりに大型モニターを配備して投影する。そんなの当たり前じゃんということが当たり前ではないのが行政なので、まず世間の当たり前の道具を行政でも当たり前に変える。
意識改革のポスターを張ったり意識改革の研修をするよりまず日々使う情報の道具(考具)をかえることの影響を軽視しない。来年度はもっと良くするし、成果は区市町村にも輸出していく。
東京都副知事の宮坂学さんの投稿。ぼくも近い感覚で組織の変化について考えている。使う道具が変われば、それにつられて意識も変わってくる。宮坂学さんも挙げている「メールをチャットに」はけっこうわかりやすく変化が出ると思っている。 意思決定者の意識が変わる (あるいは意思決定者そのものが別の人に変わる) こんなふうに上から下に向かって変化が組織内に波及していくシーンは想像しやすい。
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