リアクションのデフォルトが「笑う」になっている
生きていると、大小さまざまなトラブルに出会う。ほとんどのものは自分の命を脅かすような類のものではないだろう。ぼくの最初のリアクションは「笑う」になることが多いな、と気がついた。
お引っ越しに際して、電気・ガス・水道やインターネット回線を新居で利用できるように手続きし、業者の人がやってきて物理的な作業を実施してくれたりする。最近、水道業者さんがやってきて「あー、これはなかなかですね」と言うもんだからどれどれと思ってみてみたら、あらぬところから水がピューピューと漏れ出していて、ぼくは「わはは、見るからにダメそうですね」と返していた。
こんな感じで、深刻ではない状況については、まずは笑っておくという行動様式が定着しているようだった。
ぼくは萎縮はよくないものだと捉えていて、どんな場のどんな状況においても、なるべく萎縮が発生しないようにやってきたと思う。トラブルへの向き合い方の初手として「笑う」を取り出すとか、あるいは「それじゃ、やっていきますか〜」と落ち着いてふるまうとか、こういった選択が対応に当たる人々のパフォーマンスをしっかりと引き出す上で有効だ、と考えているように思う。